入力した仕訳の中から、特定の条件に合致する仕訳を検索したり、その仕訳の内容を置き換えることができます。検索・置換機能は、仕訳日記帳や元帳から使用できます。
簡易検索機能
表示されている仕訳を、特定の科目や部門などで絞り込む簡易的な検索機能です。
- 仕訳日記帳画面もしくは元帳画面で、画面下部ファンクションキーガイドのF9「簡易検索」をクリックします。
- 検索条件の入力用エリアが表示されますので、任意の項目に条件を入力します。
- ENTERキーを押すとデータが絞り込まれます。下図の例では、借方に「旅費交通費」を指定したので、借方に「旅費交通費」が使用されている仕訳のみが表示された状態となっています。
- 絞り込みを解除したいときは、F9「検索解除」をクリックします。検索条件の入力用エリアが消え、絞り込みが解除されます。
参考
- 貸借両方に同じ科目を指定すると、その科目を使用した仕訳全てを検索結果として表示させることができます。(OR検索)
- 摘要の検索時は、文字の部分一致で判定されます。(検索条件として入力した文字列を含む摘要が全て表示されます)
- 簡易検索ができる項目は、画面右上の「表示項目設定」ボタンで変更することができます。例えば「課非区分」や「税率」が表示されていない場合は、表示項目設定でチェックを入れると表示されるようになります。
- 半角英数の「n」を入力することによって「空白」を表すことができます。例えば科目欄にある科目を指定し補助に「n」を指定して検索すると、その科目が使われていて、かつ補助が設定されていない仕訳を絞り込むことができます。(「n」が使えない項目もあります)
詳細検索機能
簡易検索より、さらに細かく条件を設定できる検索機能です。検索条件に幅を持たせたり、指定した条件に合致「しない」仕訳を絞り込んだりすることができます。
- 仕訳日記帳画面もしくは元帳画面で、画面下部ファンクションキーガイドのF8「検索・置換」をクリックします。
- 「検索・置換」ウィンドウが表示されます。「検索」「置換」の2種類のタブがありますので「検索」タブをクリックして表示させます。
- 検索条件を設定(文字入力もしくはリストから選択)し、ENTER「検索開始」をクリックします。
- 検索結果が表示されます。F9「検索解除」をクリックすると検索が解除され元の表示に戻ります。
- 各ファンクションキーの機能は下記のとおりです。
キー 名称 説明 F2 カード登録 設定した検索条件を、「検索カード」として名前を付けて登録します。 F3 カード呼出 登録されている「検索カード」を呼び出し、検索条件に自動設定します。 F4 前回呼出 直前の検索条件を表示します。 F5 =変更 「=」と「≠」を切替えます。 F6 貸借指定 借方・貸方を個別に指定するかどうかを切替えます。(元帳画面では使えません) F7 個別複数 科目、部門、課非区分において「範囲による条件設定」と、「3つの個別条件設定」を切替えます。 F8 条件クリア 設定されている条件設定をすべてクリアします。 ENTER 検索開始 設定した条件で検索を開始します。 SPACE リスト表示 「科目」「補助」「課非区分」「入力者」の項目で、候補をリスト表示します。 ESC キャンセル 「検索・置換」ウィンドウを閉じ、元の画面に戻ります。 参考入力情報検索では、入力者の名前を検索条件に指定することにより、入力者毎にフィルターをかける事ができます。[入力者]の項目にはID登録されている所員、または顧問先の担当者をリストから選択するか、直接名前を入力します。(登録されている名称以外を入力するとエラーになります)
摘要あいまい検索の設定
摘要の検索では、あいまい検索を設定することができます。あいまい検索とは、同じ意味となるような文字を区別せず(同一と扱って)検索したり、スペース等の区切りを無視して検索できる機能です。
- 摘要の項目で[あいまい]を選択し、[あいまい設定]をクリックします。
- あいまい検索の設定を確認し、[確定]をクリックします。
検索条件のカード登録
検索条件は[検索カード]という形で登録することができます。検索カードを登録しておくと、後から同じ内容の検索をしたいときに呼び出して検索条件の入力を省くことができます。
- 検索条件を入力し、F2[カード登録]をクリックします。
- 検索カード名を入力し、[OK]をクリックします。
参考登録されている検索カードは他のユーザーと共有することはできません。A-SaaSにログインしているIDとパソコンごとに登録されています。使用するパソコンとログインIDが同じならば、いつでも検索カードを呼び出せます。
検索条件のカード呼出
登録している[検索カード]を呼出します。過去に使用した検索条件と同じ内容の検索をしたいときに呼び出せば、検索条件の入力を省くことができます。
- 検索条件の入力画面で、F3[カード呼出]をクリックします。
- 登録している検索カード名を選択し、[OK]をクリックします。選択した検索カードに登録されていた検索条件が呼出され、自動的にセットされます。
参考・検索カードを選択し[削除]をクリックすると、その検索カードを削除できます。
・検索カードは他のユーザーと共有することはできません。A-SaaSにログインしているIDと使用しているPCごとに登録されています。
検索結果を印刷する
仕訳表示画面で検索を実行後、検索結果だけを印刷することができます。
- 仕訳表示画面で検索結果を表示した状態で、[印刷設定]をクリックします。
- [仕訳一覧表(モニター)]を選択し、F7[印刷]をクリックすると検索結果だけを印刷することができます。
置換機能
仕訳表示画面・元帳画面では置換機能を使用できます。置換機能は指定した条件のデータを一括で書き換える機能です。
- 仕訳表示画面、または元帳表示画面でファンクションキーガイドのF8[検索・置換]をクリックします。
- [検索・置換]ウインドウが表示されます。[置換]タブをクリックします。
ボタン 名称 説明 F8 条件クリア 設定されている条件をすべてクリアし、デフォルト表示の状態にします。 ENTER 置換実行 設定した条件に基づき、データの置換を実行します。 ESC キャンセル [検索・置換]ウインドウを閉じ、元の画面に戻ります。 参考条件を指定して検索したデータのみを置換対象として実行することもできます。その場合は、事前に簡易検索もしくは詳細検索機能でデータを検索表示してから置換を実行します。 - 置換条件を設定し、ENTER[置換実行]をクリックします。
*条件を複数設定すると、いずれかの条件にマッチするデータが全て置換対象となります。・一括置換:置換条件に基づき、一括してデータを置換します。
・順次置換:置換条件に一致したデータを1つずつ確認しながら置換します。 - データが置き換わります。