給与計算システムで作成された給料・賞与明細書から仕訳データを作成し、会計データに連動します。
*尚、以下の通り制限事項がございますので、予めご了承下さい。
- 給与で部門ごとに支給日が異なるケースで支給日ごとに分けて連動することはできません。
- 個人で複数事業の会計データがある場合、業種ごとに分けて連動することはできません。
- 支給項目は基本給からすべての手当、時間外手当、不就労控除まで一括選択されます。
- 会計データの翌期3ヶ月タブには連動できません。
連動設定
給料・賞与明細書から仕訳を作成するにあたり、必要な設定を事前におこないます。
- 会計の画面からメニューバーの[設定(S)]>[給料・賞与仕訳連動設定]をクリックします。
- 制限事項の確認ウィンドウが立ち上がるので[確認]をクリックします。
- 「仕訳作成単位等の選択」タブでは、部門を使用するかどうか等の基本的な設定をおこないます。
項目名 説明 給料・賞与の仕訳作成単位の選択 全社で集計するか、部門ごとに集計するか選択します。 部門の割り当て 「部門ごとに集計」を選択した場合、給与側の部門に会計側の部門の割り当てが必要です。給与側の部門をクリックして選択後、右側に一覧表示される会計側の部門を選択すると割り当てされます(または会計部門の「コード」欄に部門コードを直接入力して[Enter]キーを押します)。連動する給料明細書上に金額が発生している全ての給与部門について割り当てが必要となりますのでご注意下さい。 伝票番号の登録設定 作成した仕訳を振替伝票形式で登録する場合は「登録する」を、単一仕訳形式で登録する場合は「登録しない」を選択します。 連動させない社員区分の選択 仕訳に連動させたくない社員区分がある場合に選択します。該当社員区分の右側をクリックしてチェックマークを付けます。 - 「給料連動仕訳の設定」タブでは、給料明細書の項目を会計のどの科目・補助・部門に連動するかを設定します。
項目名 説明 勘定科目 初期値で表示されている科目を使用する場合は、そのまま必要に応じて補助科目・部門の入力をおこなって下さい。初期値の科目を使用しない場合は、勘定科目欄をクリックすると、画面下段に科目の一覧が表示されますので、こちらの一覧から科目を選択するか、または科目コードを直接入力して[Enter]キーを押して下さい。 補助科目 補助科目欄をクリックすると画面下段に補助科目の一覧が表示されますので、表示された一覧から選択するか、または補助科目コードを直接入力して[Enter]キーを押すと、補助科目がセットされます。 部門 「部門ごとに集計」を選択した場合は、部門欄をクリックすると画面下段に部門の一覧が表示されますので、表示された一覧から選択するか、または部門コードを直接入力して[Enter]キーを押すと、部門がセットされます。連動する給料明細書上に金額が発生している部門毎に科目の登録が必要となりますのでご注意下さい。 連動 「連動」の列にある[設定]ボタンをクリックすると、選択中の科目に集計する社員区分・給与項目の選択画面が下段に表示されます。集計したい社員区分の右側をクリックするとチェックが入り、選択中の科目への集計対象となります。給与項目の「基本給 支給総額」を選択すると、通勤手当以外の手当および不就労控除項目が一括で選択されます(個別に集計することはできません)。控除額・通勤手当については、個別に集計することが可能です。設定後に[確定]をクリックすると、[設定]ボタンがチェックマークのレ点に変わって設定完了となります(*)。 摘要 特殊文字がご利用いただけます。「{%m}月分」と入力しておけば、自動的に月数が入った摘要となります。 *連動する給料明細書上に金額が発生している全ての社員区分および全ての給与項目について、もれなく科目への連動設定が必要となりますのでご注意下さい。
参考初期で表示されている科目設定の行数は13行ですが、13行目を設定後に同行の勘定科目欄を編集状態にするとF9[行追加]ボタンが表示され、クリックすることによって14行目を追加することができます。以降の行追加も同様です。 - 「賞与連動仕訳の設定」タブでの設定内容は、「給料連動仕訳の設定」と同様です。
- 設定が一通り終了したら、F5[設定保存]をクリックします。すべて初期状態に戻す場合はF2[初期化]を、連動設定を終了する場合はF12[終了]をクリックします。
仕訳作成
連動設定の内容に基き、給料明細書・賞与明細書から連動して仕訳を作成します。
- 会計の画面からメニューバーの[編集(E)]>[給料・賞与仕訳作成]をクリックします。
- 給料か賞与何れかを選択します。給料の場合は支給月を、賞与の場合は何回目かを入力して[Enter]キーを押すと、支給年月日と[仕訳作成]ボタンが表示されます。そのまま仕訳作成に進む場合は[仕訳作成]ボタンをクリックします。一度設定に戻る場合は[設定]ボタンを、キャンセルする場合は[キャンセル]をクリックします。
- 仕訳が作成されます。作成された内容で仕訳を会計データに登録する場合はF5[仕訳登録]をクリックします。登録せずに連動設定に戻る場合はF11[連動設定]を、このまま終了する場合はF12[終了]をクリックします。
- 仕訳を登録すると、連動設定で「給料・賞与仕訳に伝票番号を登録する」を選択している場合は、振替伝票形式で仕訳登録されます。「登録しない」を選択している場合は、単一仕訳形式で登録され、仕訳日記帳画面に遷移します。
*振替伝票の場合
参考振替伝票画面に遷移した際は、新たな伝票登録の画面(何も入力されていない状態)になっていますので、登録した仕訳をご確認いただくためには[前伝票]ボタンをクリックして下さい。*単一仕訳の場合
参考既に連動済みの支給月の給料明細書、および既に連動済みの支給回数の賞与明細書を再度連動・登録した場合は、前回連動した仕訳は削除されて再度新たに連動登録されます。