毎月の決まった取引など、特定の取引内容を登録しておき、それらを呼び出すことにより効率良くデータを入力することができる機能です。
定型取引を登録する
- 仕訳入力画面または仕訳日記帳で定型取引として登録したい仕訳をクリックします。
参考複数の仕訳を同時に登録する事もできます。複数の仕訳を選択するときは、キーボードのCtrlキーを押しながら2個目以降の仕訳をクリックします。
- 選択されている仕訳を右クリックし「定型取引登録」を選択します。
- 定型取引登録ウィンドウが表示されます。選択されていた仕訳データが自動でセットされています。
- 定型取引の設定をします。仕訳エリアには選択していた仕訳がセットされていますが、科目などの項目をここで変更することもできます。
説明 名称 定型取引の名称を入力します。 読み仮名 定型取引名称の読み仮名を入力します。 分類 定型取引の登録分類を選択します。 月を登録する 定型取引として「月」を登録する場合はチェックを入れます。
*決算月をセットする場合は「99」を入力します。日を登録する 定型取引として「日」を登録する場合はチェックを入れます。
*各月の末日をセットする場合は「99」を入力します。当日が休日の場合の処理 「日を登録する」にチェックを入れた場合、処理が選択可能になります。 金額を登録する 定型取引として金額を登録する場合はチェックを入れ、仕訳エリアに金額を入力します。 - F5「登録」をクリックすると定型取引として登録されます。
参考定型取引の登録画面で仕訳の行追加や行削除はできません。行の追加や削除をしたい場合は、定型取引を新たに登録する必要があります。
定型取引を呼び出す
- 仕訳入力画面または仕訳日記帳で、メニュー「編集」>「定型取引呼出」を選択します。
- 定型取引呼出ウインドウが表示されます。分類タブを選択し、呼出したい定型取引にチェックを入れます。
- 月日、金額等、定型取引登録時に未設定の項目を入力します。
参考定型取引登録の設定で「日」を登録しており、該当日が休日の場合は設定に応じて自動的に日付が修正されます。
- 仕訳の内容を確認し、F5「登録」をクリックすると仕訳として入力されます。
定型取引を編集する
- 仕訳入力画面または仕訳日記帳で、メニュー「編集」>「定型取引呼出」を選択します。
- 内容を編集したい定型取引にチェックを入れ、F4「定型取引編集」ボタンをクリックします。
- 適宜内容を編集し、F5「登録」をクリックします。
- メッセージを確認し、よろしければ「OK」をクリックします。(定型取引の名称を変更した場合は確認メッセージが表示されず、そのまま別名で登録されます)
参考定型取引の登録画面や編集画面で仕訳行の追加・削除はできません。行の追加や削除をしたい場合は、定型取引を新規登録する必要があります。
定型取引を削除する
- 仕訳入力画面または仕訳日記帳で、メニュー「編集」>「定型取引呼出」を選択します。
- 削除したい定型取引にチェックを入れ、「DEL削除」ボタンをクリックします。
- メッセージを確認し、よろしければ「OK」をクリックします。
摘要に特殊文字列を登録する
特殊文字列とは、仕訳として登録する際に、実際の年月日に自動変換される文字列です。特殊文字列は下記の3種類があります。
特殊文字列 | |
---|---|
年(和暦) | {%y} |
月 | {%m} |
日 | {%d} |
(使用例)
- 下記のような仕訳を定型取引として登録するとします。
借方 貸方 金額 摘要 退職金 普通預金 1,253,650円 平成27年5月30日支払退職金 - 定型取引登録時に、摘要の年月日の数字部分を特殊文字列に置き換えて登録します。
*特殊文字列は必ず半角で入力する必要があります。全角で入力した場合、特殊文字列として機能しませんのでご注意ください。借方 貸方 金額 摘要 退職金 普通預金 1,253,650円 平成{%y}年{%m}月{%d}日支払退職金 - 登録した定型取引を呼出し、平成28年8月15日の仕訳データとして入力すると、適用の年月日部分が自動的に平成28年8月15日に変換されます。
参考特殊文字列は、{%m+1}や{%d-2}など、プラスやマイナスを付け足すことができます。仕訳が入力される年月日と摘要内容に入力したい年月日に一定の差があるときに活用すると便利です。