仕訳辞書とは、摘要に科目や金額を登録することで、出納帳の「摘要先行入力」モードで入力する際に、摘要を選択するだけで相手科目がセットされ、仕訳データが自動的に作成される便利な機能です。
- 仕訳辞書には補助科目は登録できません。仕訳辞書を利用して出納帳で入力する際に、その科目に登録されている一番上位の補助科目が自動セットされますので、適宜編集してください。
- 「科目先行入力」モードでは、仕訳辞書は使用しません。
仕訳辞書の登録方法には以下の3パターンがあります。
目次
仕訳辞書登録画面を表示する
- 出納帳入力画面で、画面右上の[辞書登録]ボタンをクリックします。
- 仕訳辞書登録画面が表示されます。
参考すでに辞書データが登録されている場合は、[帳簿等]・[科目]・[区分]のプルダウンメニューで条件に合った辞書データを絞り込むことができます。
帳簿等 説明 仕訳入力 - 登録されているすべての辞書データが表示されます。売掛帳や買掛帳等の辞書データを表示する場合は、帳簿等で[仕訳入力]を選択します。
- [科目]のプルダウンメニューでは、すべての科目が表示されますので、科目で絞り込みを行う場合は、適宜選択してください。
- [区分]のプルダウンメニューでは、"科目"を選択すると、"借方"・"貸方"が選択できます。
現金出納帳 - "借方"、もしくは"貸方"に現金科目がセットされている辞書データを表示します。
- [科目]のプルダウンメニューでは、[出納帳設定]にて設定した現金出納帳で利用する科目が表示されますので、適宜選択してください。
- [区分]のプルダウンメニューでは、"入金"・"出金"が選択できます。
預金出納帳 - "借方"、もしくは"貸方"に預金科目がセットされている辞書データを表示します。
- [科目]のプルダウンメニューでは、[出納帳設定]にて設定した預金出納帳で利用する科目が表示されますので、適宜選択してください。
- [区分]のプルダウンメニューでは、"預入"・"引出"が選択できます。
辞書データを手入力で登録する
- 仕訳辞書登録画面で、画面上部の[辞書作成]ボタンをクリックします。
- 摘要と、科目などその他の項目を入力します。金額を登録することもできます。
- カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると、内容が確定されます。
- 出納帳入力画面へ戻る場合は、F11[出納帳入力]をクリックします。
参考[帳簿等]・[科目]・[区分]の絞り込みをおこない、[辞書作成]をクリックすると、絞り込みの条件にあうように科目がセットされます。(セットされた科目は変更できません。変更したい場合は、絞り込みを解除してください。)
取引内容摘要から辞書データを登録する
会計データに登録されている取引内容摘要から辞書データを登録していく方法です。複数の辞書データを一括して登録できます。
- 仕訳辞書登録画面で、[摘要呼出]をクリックします。
- 会計データに登録されている取引内容摘要の一覧が表示されます。[帳簿等]・[科目]・[区分]等を選択する事で、摘要を絞り込むことが出来ます。
- 辞書データとして登録したい摘要にチェックを入れます。科目や課非区分・税率、金額等、適宜設定します。カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると、内容が確定されます。
*借方科目、および貸方科目の両方がセットされていない場合は、辞書データとして登録できません。 - 登録したい取引内容摘要を全て編集したら、F9[辞書登録]をクリックします。
*絞り込み条件を変更すると、チェックを入れて編集した内容がすべてクリアされます。F9[辞書登録]をおこなってから、再度[摘要呼出]をおこない絞り込み条件を変更してください。 - 仕訳辞書登録画面で、登録された辞書データを確認します。出納帳入力画面へ戻る場合は、F11[出納帳入力]をクリックします。
仕訳データから辞書データを作成する
入力済みの仕訳データから辞書データを登録していく方法です。複数の辞書データを一括して登録できます。
(過去期の仕訳も登録できます)
- 仕訳辞書登録画面で、[仕訳呼出]をクリックします。
- 仕訳データの抽出範囲を設定し、[呼出]をクリックします。
- 入力済みの仕訳一覧が表示されます。[帳簿等]・[科目]・[区分]等を選択する事で、仕訳を絞り込むことが出来ます。
- 辞書データとして登録したい仕訳にチェックを入れます。カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると、内容が確定されます。(摘要欄の「読み仮名」に入力しておく事で、出納帳入力時にカナ検索ができるようになります。)
- 登録したい仕訳を全て編集したら、F9[辞書登録]をクリックします。
*絞り込み条件を変更すると、チェックを入れて編集した内容がすべてクリアされます。F9[辞書登録]をおこなってから、再度[仕訳呼出]をおこない絞り込み条件を変更してください。 - 仕訳辞書登録画面で、登録された辞書データを確認します。出納帳入力画面へ戻る場合は、F11[出納帳入力]をクリックします。
辞書データを訂正する
- 仕訳辞書登録画面で編集したい辞書データをダブルクリックすると、編集可能になります。適宜内容を編集します。
- カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると、辞書データの内容が確定されます。
辞書データの並び順を変更する
摘要先行入力モードの出納帳において、入力時に表示される摘要の順序は、仕訳辞書登録画面の順序に準じます。
辞書データは登録順に並びますので、必要に応じて並び順を変更してください。
- [帳簿等]・[科目]・[区分]等を選択して、辞書データを絞り込みします。並び順を変更したい辞書データを移動させたい位置にドラッグ&ドロップします。
参考並び順の変更は、辞書データを右クリックし、[上へ移動する][下へ移動する]を選択しても可能です。
辞書データを削除する
- 削除したい辞書データを選択し、[削除]をクリックします。
- 確認メッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
削除した辞書データを復帰させる
- ファンクションキーガイドからF9[削除表示]をクリックします。
- 削除された辞書データが表示されますので、復帰させたい辞書データを右クリックし、[辞書データの復帰]を選択します。
- 確認メッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
- 削除した辞書データの表示を解除したい場合は、ファンクションキーガイドからF9[削除隠す]をクリックします。