目次
仕訳入力画面を表示する
- A-SaaS メニュー「業務から選ぶ」>「会計業務」>「仕訳入力」 をクリックします。(*顧問先システムは一部利用できないメニューがある場合があります)
- 顧問先を選択し、「OK」をクリックします。
参考会計期が複数ある場合、通常は最新の会計期のデータが開きます。顧問先名を右クリックすると、会計期を選んで開くことができます。
- 仕訳入力画面が表示されます。
同一顧問先データを再表示した場合
直前に開いた会計データをPCメモリに保持しているため、同PCで前回呼び出していた会計データと同じデータを開く場合は、瞬時にデータを表示することが出来ます。
- PCメモリの情報で画面表示するため、同PCで前回終了した時の状態で表示されます。他のPCからの仕訳入力や仕訳訂正したデータがある場合は、A-SaaSツールバーの[更新]ボタンをクリックしてサーバーからの再ロードをおこなってください。
- 前回と同じデータを呼出した場合は、「前回起動時と同じデータのためローカルデータで起動しています。別のユーザーによる更新がある場合は右端のA-SaaSツールバーで[更新]を行ってください。」というメッセージが表示されます。このメッセージは、約60秒間表示されます。(60秒間以内でも画面遷移をおこなうとメッセージは非表示になります。)
- 他のPCから仕訳入力や仕訳訂正されたデータがある場合は、A-SaaSツールバーの[更新]をクリックします。確認メッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
- [未送信データ確認]のボタンが表示されている場合は、先に[未送信データ確認]をクリックして内容を確認後、必要に応じて[再送信]をおこなってください。未送信データが残っている状態で、A-SaaSツールバーの[更新]をおこなうと送信されずに残っている仕訳データや訂正したデータはクリアされますご注意ください。
<未送信データ確認ボタン>
参考- 科目登録や補助登録や摘要登録などの設定登録情報を追加・訂正する際は、どのように画面遷移するかによって、データの再読み込み方法が異なります。
- 仕訳入力画面のメニューバー[設定]や[入力]から各業務メニューをクリックして画面遷移し、編集をおこなったのちに、登録画面からメニューバー[入力]や[帳票]から会計データ開いた場合は、自動的にデータ更新をおこない情報を読み込み直します。
- 仕訳入力から一旦A-SaaSメニューにもどり、科目登録や補助登録や摘要登録、期首残高入力などの業務メニューから追加・訂正された後に、A-SaaSメニューから仕訳入力を開いた場合は、PCメモリに保持されている前回終了した時の状態で画面表示するため更新内容が反映されません。[未送信データ確認]ボタンが表示されていない事を確認のうえ、[更新]ボタンをクリックして再ロードしてください。
- 仕訳入力画面のメニューバー[設定]や[入力]から各業務メニューをクリックして画面遷移し、編集をおこなったのちに、登録画面からメニューバー[入力]や[帳票]から会計データ開いた場合は、自動的にデータ更新をおこない情報を読み込み直します。
- A-SaaSからログアウト、もしくはA-SaaSアプリケーションの終了をすると、メモリがクリアされるため、次回会計データを開く際は、通常とおり仕訳データ等をサーバーからロードする動きになります。
- [未送信データ確認]のボタンが表示されている場合は、先に[未送信データ確認]をクリックして内容を確認後、必要に応じて[再送信]をおこなってください。未送信データが残っている状態で、A-SaaSツールバーの[更新]をおこなうと送信されずに残っている仕訳データや訂正したデータはクリアされますご注意ください。
仕訳入力画面のポイント
番号 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
① | メニューバー | 各種設定画面や、帳票画面を呼び出すメニューが表示されます。 |
② | 機能ボタン | 仕訳入力や出納帳、元帳画面などにワンクリックで移動するボタンです。 |
③ | 年月切替 | 仕訳の表示を「年間」と「月間」で切り替えます。 |
④ | 前期データを開く | 一期前のデータを別ウィンドウで開きます。(データの参照のみ。訂正等はできません) |
⑤ | 当期月タブ | 当期の月および決算月のタブを表示します。「年月切替」で「年間」を選択しているときは、選択できません。 |
⑥ | 翌期月タブ | 翌期の月タブを期首から3 ヶ月分表示します。「年月切替」で「年間」を選択しているときは、選択できません。 |
⑦ | 参照表示エリア | 科目、補助科目、部門、摘要などの候補が表示されます。マウスでクリックし選択すると、仕訳入力エリアに入力することができます。 |
⑧ | 入力確認エリア | 入力済みの仕訳の内容が表示されます。 |
⑨ | 仕訳入力エリア | 仕訳の入力を行います。 |
⑩ | ファンクションキーガイドエリア | よく使う機能などをボタンとしてまとめています。ボタンをクリックするか、対応するファンクションキーを押すと使用出来ます。 |
仕訳入力エリアについて
仕訳の入力は、仕訳入力エリアで行います。
番号 | 名称 | 説明 |
---|---|---|
① | 番号 | 自動で表示されます。 |
② | 取引月日 | 月間モードで入力している場合は、取引日を入力します。年間モードで入力している場合は、取引月と取引日を入力します。 *決算月への仕訳入力は、99月を指定します。 |
③ | 借方・貸方 | 科目を入力します。補助科目を設定している場合は、補助科目の入力欄も表示されます。入力は「カナ入力」・「コード入力」・「参照表示エリアからの選択」のいずれかにより行います。 |
④ | 金額 | 取引金額を入力します。(11桁まで) |
⑤ | 税額 | 税額が表示されます。科目が確定すると自動的に課非区分および税率が表示され、税額が自動計算されます。また、内税と外税を切り替えることができます。 |
⑥ | 摘要 | 摘要を入力します。「文字入力」・「コード入力」・「参照表示エリアからの選択」のいずれかにより行います。(全角半角の判別なく64文字まで) |
⑦ | 課非区分・税率 | 科目・補助科目・摘要を入力すると設定に応じて課非区分コードと税率が自動入力されます(訂正可)。借方、貸方それぞれに課非区分と税率を設定できます。 |
⑧ | Enterボタン | クリックすると入力した仕訳が確定されます。キーボードのEnterキーと同じ動作をします。 |
仕訳入力時の各種キーについて
キー | 説明 |
---|---|
TAB 矢印(→) |
次の項目に移動します。何も入力していない項目で押下すると、前の仕訳の同じ項目をコピーして自動入力します。 |
テンキー【+】 | TABキーと同じ動作をします。 |
ENTER | TABキーと同じ動作をします。ただし、摘要・課税区分・税率入力時に押すと、入力中の仕訳を確定させます。 |
ESC 矢印(←) |
1つ前の項目に戻ります。「仕訳訂正モード」の場合は、仕訳訂正モードを解除します。 |
DEL | 仕訳入力画面、仕訳日記帳、元帳画面で仕訳を選択し【DEL】を押すと、その仕訳を削除します。 |
INS | 仕訳データを訂正する「仕訳訂正モード」になります。入力エリアの背景がブルーに変わります。 |
PGDN | 仕訳日記帳、元帳画面で1画面分下に移動します。 |
PGUP | 仕訳日記帳、元帳画面で1画面分上に移動します。 |
END | 仕訳日記帳、元帳画面で画面の一番下に移動します。 |
HOME | 仕訳日記帳、元帳画面で画面の一番上に移動します。 |
F1~F12 | ファンクションキーガイドに対応したキーを押すと同等の動作をします。 |
月間モードと年間モードを切り替える
月間モードと年間モードを切り替えます。仕訳の件数が少ない場合は年間モードを選択すると便利です。
- 年月切替のボタンをクリックし、月間モードと年間モードを切り替えます。月間モードでは月タブを選択して入力月を切り替えます。
仕訳を入力する
実際に仕訳を入力していきます。
- 日付を入力します。年間モードの場合、入力エリアには月と日をそれぞれ入力します。月間モードの場合は、月タブから月を選択し、入力エリアには日を入力します。
- 科目、補助科目を入力します。科目、補助科目を入力するには「コードを入力」「読み仮名を入力」「マウスで選択」の3種類の方法があります。
参考科目コードや読み仮名を入力すると、入力した内容に合わせて参照エリア内の候補が絞り込まれます。候補の中から選択するには、マウスで直接クリックするか、[Shift]キー + [↑][↓]キーでカーソルを移動させ、[TAB]キー等で決定します。
- 金額を入力します。金額入力には内税モードと外税モードがあります。(課税事業者の場合のみ) 金額欄にカーソルがある状態で、ファンクションキーガイドのF11「外税」または「内税」をクリックすると入力モードを切り替えることができます。
内税入力モードでは税込金額を、外税入力モードでは税抜金額を入力します。内税入力モードでは税額に()が付き、外税入力モードでは税額のみの表示となります。参考内税入力モードの場合、初期設定では税額の修正ができません。内税入力モードで税額を修正したい場合は、メニュー「設定」>「仕訳入力項目設定」>「内税入力時に税額を修正する」をクリックすると修正が可能になります。
摘要を入力する
摘要を入力するには「文字入力」「コード入力」「読み仮名で検索して入力」「マウスで選択」の4種類の方法があります。
- 文字入力で摘要を入力する場合は、摘要欄でそのまま文字を入力します。
- コードで摘要を入力する場合、半角でコードを入力します。摘要辞書から参照するため、「相手先摘要」の場合は先頭に”-”マイナスを、「取引内容」の場合は先頭に”.”ドットを付けて入力します。Enterキーを押すと登録されている摘要に変換されます。
- 摘要辞書の登録についてはこちらをご参照ください。
- 読み仮名で検索して入力する場合、画面左上の検索機能付き参照エリアを使います。
摘要欄にカーソルがある状態でF8「摘要検索」を押すと、画面左上の検索ボックスにフォーカスが移動します。読み仮名を入力すると対応した読み仮名の摘要が絞り込まれます。(摘要辞書に読み仮名が設定されている必要があります)矢印キーの上下で候補を選択できますので入力したい摘要を選び、Enterキーを押すと摘要欄に入力されます。 - マウスで選択して入力する場合、画面上部の参照エリアより入力したい摘要を選択し、クリックします。
摘要残高管理を使用する摘要の入力について
- [摘要残高管理]をしている摘要を使用し仕訳を入力すると、設定内容によって摘要の文字色が変わります。
摘要の文字色 説明 青 [摘要残高管理]をしている摘要で、借方科目に設定されているもの
例:旅費交通費に「タクシー」という語句を登録し、[摘要残高管理]を「する」にした場合緑 [摘要残高管理]をしている摘要で、貸方科目に設定されているもの
例:買掛金に「小笠原建設」という語句を登録し、[摘要残高管理]を「する」にした場合赤 [摘要残高管理]をしている摘要で、借方科目にも貸方科目にも「同じ語句」で設定されているもの
例:売上高に「和田金属」という[摘要残高管理]をする摘要を登録し、さらに売掛金にも「和田金属」という[摘要残高管理]をする摘要を登録している場合で、仕訳に借方:売掛金 ー 貸方:売上高 ー 摘要:和田金属と入力した場合黒 [摘要残高管理]をしていない摘要 - 借方科目に設定している摘要、貸方科目に設定している摘要の併用も可能です。その場合、借方と貸方のそれぞれの摘要の文字色が青(借方)と緑(貸方)に分かれます。[摘要残高一覧表]にも両方の摘要の摘要残高が集計されます。
- 借方科目にも貸方科目にも「同じ語句」で設定されている[摘要残高管理]をしている摘要を使用する場合はどちらか一方の摘要を入力します。この場合、入力された摘要の文字色は赤になります。[摘要残高一覧表]には両方の摘要の摘要残高が集計されます。
消費税仕訳を別建で入力する
内税入力、外税入力のほか、消費税仕訳を別建で入力することができます。
- メニュー>設定>外税・内税切替>別建をクリックし、別建入力モードにします。
- 別建入力モードでは税額欄に「別建」と表示されますので、消費税仕訳を別仕訳として入力します。
課非区分、税率について
*A-SaaSで使用している課非区分につきましては、こちらの「消費税 課非区分コード表」をご参照ください。
- 仕訳入力では、取引の内容に応じて「課非区分」「税率」を入力します。課非区分は対応する区分をコードで入力し、税率はパーセンテージを入力します。
- 借方、貸方それぞれに「課非区分」と「税率」の入力エリアがあります。取引の内容に応じて、借方、貸方両方に「課非区分」と「税率」を入力することができます。
参考<税率欄の入力方法・画面表示>
税率 入力 税率欄の表示 10% 10 10 8%(軽減税率) *(アスタリスク) *8 8%(旧税率) 8 8 5% 5 5 以下の通り、後に来る項目の設定が優先されます。
科目設定
(注1)補助科目設定 摘要設定 仕訳 課非区分 課非区分 税率 課非区分 税率 課非区分 税率 31 なし なし なし なし 31 標準税率
(注2)31 32 10 なし なし 32 10 31 32 10 33 *8 33 *8
(注2)標準税率:2019年9月30日以前→8%(旧税率)、10月1日以後→10%
他の会計期のデータを開く
メニュー「ファイル」>「他の会計期のデータを開く」から当期以外の会計期を選択して開くことができます。
参考
「前期データを開く」ボタンをクリックした場合は、別ウインドウで一期前の会計データが表示されます。
「前期データを開く」ボタンから開いたデータは参照のみ可能で、仕訳の訂正等は行えません。
「前期データを開く」ボタンから開いたデータは参照のみ可能で、仕訳の訂正等は行えません。
翌期3ヶ月分の入力について
翌期への繰越をしていない会計データは、同じ画面上で翌期首3ヶ月分の仕訳を入力することができます。ここに入力したデータは繰越後、自動的に次の期に反映されます。
月間モードの場合のみ、翌期の月タブを選択できます。翌期タブにデータを入力する場合は必ず月間モードに切り替えてください。
参考
繰越済の会計データでは翌期タブは選択できません。最新の会計期のデータでのみ有効です。