会計システムにはチェック依頼と月締処理の機能があります。
チェック依頼とは、顧問先が会計事務所にデータのチェックを依頼する機能です。
月締処理とは、会計事務所が顧問先のデータを月単位でロックし、データの編集をできないようにする機能です。
チェック依頼・月締処理の作業フロー
チェック依頼・月締処理の流れは下記のようになります。
- 顧問先が、会計事務所に○月分のデータのチェック依頼を出す
- 会計事務所が、依頼を受けた○月分のデータをチェックする
- 会計事務所が、依頼を受けた○月分のデータの月締処理を行う
顧問先から会計事務所にチェック依頼を出す
- 仕訳入力画面で、メニューバー[ファイル] >「チェック依頼をする」をクリックします。
- チェックを依頼したい月を選択し(複数月を選択可能)、[確定]をクリックします。
- チェック依頼をした月は、月タブに[レ]マークが入ります。 また、顧問先のデータ選択ウインドウでは、チェック依頼欄に[○]マークが付きます。
参考顧問先側では、チェック依頼を出した月のデータは編集出来なくなります。また、顧問先側ではチェック依頼を解除できません。解除する場合は、会計事務所側で「チェック依頼を解除する」の操作をする必要があります。
会計事務所でデータをチェックする
- 会計事務所側で仕訳入力画面を開くと、顧問先よりチェック依頼が出された月に[レ]マークが入っていますので、その月のデータを確認します。
参考会計事務所側では、チェック依頼が出された月のデータであっても編集することができます。また、会計事務所側ではチェック依頼を解除することができます。顧問先からチェック依頼の解除要請があった場合は、メニューバー[ファイル] >「チェック依頼を解除する」をクリックします。
月締処理をする
- データのチェックが終了したら、月締処理を行います。[月締処理]ボタンをクリックします。
*メニューバー[ファイル] >「月締処理をする」をクリックでも可能です。 - 月締処理をしたい月を選択し(複数月を選択可能)、[確定]をクリックします。
- 月締処理をした月は、月タブに[〆]マークが入ります。
参考顧問先側では、月締処理をした月のデータは編集出来なくなります。また、会計事務所側では月締処理を解除することができます。顧問先から月締処理の解除要請があった場合は、メニューバー[ファイル]>「月締処理を解除する」をクリックします。
月締処理後のデータをロックする
- 月締処理されたデータは、会計事務所側でも編集ができないようにロックすることができます。ロックするには、メニューバー[設定] >「月締設定」>「事務所IDでも月締を有効にする」をクリックします。
参考通常の状態から月締処理までの、データ編集の可・不可をまとめると下図のとおりとなります。
会計事務所側 顧問先側 通常時 編集可 編集可 チェック依頼状態 編集可 編集不可 月締処理状態 編集可 編集不可 [事務所IDでも月締を有効にする] がオンの状態 編集不可 編集不可
チェック依頼・月締処理を解除する
チェック依頼・月締処理を解除するには、会計事務所IDでの操作が必要です。
- メニューバー[ファイル]>「月締処理を解除する」または「チェック依頼を解除する」をクリックします。
- 月締処理またはチェック依頼を解除したい月を選択し(複数月を選択可能)、[確定]をクリックします。 *以下は「月締処理を解除する」の場合の画面です。
- 月タブのマークが外れ、会計事務所・顧問先ともにデータ編集可能な状態に戻ります。