仕訳辞書とは、出納帳の「摘要先行入力」モードで利用できる機能です。
摘要に科目や金額の情報を登録することで、入力時に摘要を選択するだけで相手科目等がセットされ、仕訳データが自動作成されます。
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インストール版の仕訳辞書登録との互換性はありません。各システムで追加・編集した内容は、それぞれの出納帳でのみ使用できます。
2021年4月17日以降、ブラウザ版>出納帳または仕訳辞書登録の初回起動時のみ、インストール版会計システムで登録済みの仕訳辞書内容を取り込みます。 - 仕訳辞書には補助科目は登録できません。仕訳辞書を利用して出納帳で入力する際に、その科目に登録されている一番上位の補助科目が自動セットされますので、適宜編集してください。
- 「科目先行入力」モードでは、仕訳辞書は使用しません。
- 企業・事業主様用システムでは利用できるシステムに制限がある場合があります。 詳細は契約会計事務所様にご確認ください。
- 「新・会計システム」の仕様・制限事項等について、詳細はこちらをご参照ください。
仕訳辞書の登録方法には以下の3パターンがあります。
目次
仕訳辞書登録画面を表示する
- 出納帳入力画面でメニューバー[設定]>「仕訳辞書登録」をクリックします。
- 仕訳辞書登録画面が表示されます。
参考すでに辞書データが登録されている場合は、「帳簿」・「科目」・「区分」を選択すると条件に合った仕訳辞書を絞り込みできます。
帳簿 説明 すべて - 登録されているすべての辞書データを表示します。
- 「科目」のリストではすべての科目が表示されます。科目で絞り込みをおこなう場合は適宜選択します。
- 「区分」のリストでは、「科目」を選択すると「借方」・「貸方」を選択できます。
現金出納帳 - 貸借どちらかに現金科目がセットされている辞書データを表示します。
- 「科目」のリストでは現金出納帳で利用可能な科目が表示されますので、適宜選択してください。
- 「区分」のリストでは、「入金」・「出金」を選択できます。
預金出納帳 - 貸借どちらかに預金科目がセットされている辞書データを表示します。
- 「科目」のリストでは預金出納帳で利用可能な科目が表示されますので、適宜選択してください。
- 「区分」のリストでは、「預入」・「引出」を選択できます。
売掛帳 - 貸借どちらかに売掛金科目がセットされている辞書データを表示します。
- 「科目」のリストでは売掛帳で利用可能な科目が表示されますので、適宜選択してください。
- 「区分」のリストでは、「売上」・「回収」を選択できます。
買掛帳 - 貸借どちらかに買掛金科目がセットされている辞書データを表示します。
- 「科目」のリストでは買掛帳で利用可能な科目が表示されますので、適宜選択してください。
- 「区分」のリストでは、「仕入」・「支払」を選択できます。
応用帳 - 貸借どちらかに消費税科目を除く貸借対照表科目がセットされている辞書データを表示します。
- 「科目」のリストでは応用帳で利用可能な科目が表示されますので、適宜選択してください。
- 「区分」のリストでは、「増加」・「減少」を選択できます。
仕訳辞書を手入力で登録する
- [辞書作成]をクリックします。
- 摘要と、科目などその他の項目を入力します。金額を登録することもできます。
「科目」・「課非区分」・「税率」欄はリストから選択可能です。 - カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると、内容が確定されます。
- 仕訳辞書が登録されたことを確認します。
参考「帳簿」・「科目」・「区分」を選択して絞り込んでから[辞書作成]をクリックすると、絞り込み条件に合った科目がセットされます。
セットされている科目は変更できません。変更したい場合は絞り込みを解除してください。
取引内容摘要から仕訳辞書を登録する
会計データに登録されている取引内容摘要から仕訳辞書を登録します。複数の取引内容摘要から一括で仕訳辞書登録可能です。
- [摘要から登録]をクリックします。
- 会計データに登録されている取引内容摘要の一覧が表示されます。「帳簿」・「科目」・「区分」を選択して摘要を絞り込むことができます。
*絞り込み条件を変更すると、チェックを入れて編集した内容がすべてクリアされます。都度[辞書登録]してから、再度[摘要から登録]をクリックして絞り込み条件を変更してください。 - 仕訳辞書として登録したい摘要にチェックし、適宜内容を修正します。カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると内容が確定されます。
- 仕訳辞書として登録したい取引内容摘要のチェックおよび内容の修正が完了したら[辞書登録]をクリックします。
参考借方科目・貸方科目の双方がセットされていないと仕訳辞書登録できません。
以下の確認メッセージが表示されますので適宜科目をセットしてください。 - 仕訳辞書登録画面で、登録された仕訳辞書を確認します。
入力済みの仕訳データから仕訳辞書を登録する
入力済みの仕訳データから仕訳辞書を登録します。複数の仕訳データから一括で仕訳辞書登録可能です。
(過去期の仕訳も指定可能です)
- [仕訳から登録]をクリックします。
- 仕訳データの抽出範囲を設定し[呼出]をクリックします。
- 入力済みの仕訳一覧が表示されます。「帳簿」・「科目」・「区分」を選択して仕訳を絞り込むことができます。
*絞り込み条件を変更すると、チェックを入れて編集した内容がすべてクリアされます。都度[辞書登録]してから、再度[仕訳から登録]をクリックして絞り込み条件を変更してください。 - 仕訳辞書として登録したい仕訳にチェックし、適宜内容を修正します。カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると内容が確定されます。
参考摘要欄の「ヨミガナ」を入力しておく事で、出納帳入力時にカナ検索ができるようになります。
- 仕訳辞書として登録したい仕訳のチェックおよび内容の修正が完了したら[辞書登録]をクリックします。
- 仕訳辞書登録画面で、登録された仕訳辞書を確認します。
仕訳辞書を編集する
- 編集したい仕訳辞書をダブルクリックすると編集状態になります。適宜内容を修正します。
- カーソルが金額欄にあるときに[ENTER]キーを押下すると、仕訳辞書の内容が確定されます。
仕訳辞書を並び替える
摘要先行入力モードの出納帳において、入力時に表示される摘要の順序は、仕訳辞書登録画面の順序に準じます。
仕訳辞書は登録順に並びますので、必要に応じて並び順を変更してください。
- 「帳簿」・「科目」・「区分」を選択して、仕訳辞書を絞り込みます。
- 移動したい仕訳辞書をドラッグ&ドロップすることで任意の場所に移動することができます。
仕訳辞書を削除する
登録済みの仕訳辞書を削除します。削除した仕訳辞書は復帰できません。
- 削除したい仕訳辞書をチェックし、[辞書削除]をクリックします。
- 確認メッセージが表示されますので、[削除]をクリックします。