所得税申告書を作成します。
目次
所得税申告書データ入力画面を表示する
- A-SaaSメニュー>「業務から選ぶ」>「03 個人決算業務」>「入力する所得税申告書の申告区分」の順にクリックします。
- 顧問先を選択し、[OK]をクリックします。
- 所得税申告書データ入力画面が表示されます。画面左側の帳票一覧から表示する帳票をクリックして画面を切り替えます。基本情報で設定した課税方式などにより、作成可能な帳票のみツリー表示されます。
参考入力内容は画面切り替え時や印刷時などに保存、計算されますので、所得税データ入力画面を終了する際はご注意ください。
入力項目の色が白・・・手入力の項目。
入力項目の色が薄い緑・・・連動&手入力の項目。
入力項目の色が緑・・・連動&手入力の項目に手入力している項目。
入力項目の色が灰色・・・自動連動・自動計算の項目。手入力不可。
メニューバーとファンクションキーガイドの機能
- メニューバー
メニュー名 サブメニュー名 説明 ファイル 書込禁止に設定する データの編集、連動、計算処理が不可の状態になります。 書込禁止を解除する データの編集、連動、計算処理が可能な状態になります。 明細をインポートする 「医療費控除の明細書」または「セルフメディケーション税制の明細書」へCSVデータをインポートします。 明細をエクスポートする 「医療費控除の明細書」または「セルフメディケーション税制の明細書」に入力されているデータをCSVデータとしてエクスポートします。 保存する 基本情報での入力内容を保存します。 電子申告する 処理中の所得税データのみ電子申告します。 印刷する 処理中の所得税データを出力します。 所得税申告書データを削除する 処理中の所得税データを削除します。 所得税申告書を終了する 所得税申告書画面を終了し、A-SaaSメニュー画面に戻ります。 編集 ページを追加する 処理中の帳票でページの追加作成が可能な場合に空のページを追加します。 ページを削除する 処理中の帳票の選択したページを削除します。 次葉を追加する 処理中の帳票で次葉の追加作成が可能な場合に空の次葉を追加します。 次葉を削除する 処理中の帳票の選択した次葉を削除します。 行(列)を挿入する 機能ボタンの[挿入]と同様の機能です。カーソルのある行(列)に空白行を1行挿入します。 行(列)を削除する 機能ボタンの[削除]と同様の機能です。カーソルのある行(列)のデータを削除し、行(列)詰めします。 行(列)を切り取る 機能ボタンの[切取]と同様の機能です。カーソルのある行(列)のデータを切り取ります。 行(列)をコピーする 機能ボタンの[コピー]と同様の機能です。カーソルのある行(列)のデータをコピーします。 行(列)を貼り付ける 機能ボタンの[貼付]と同様の機能です。カーソルのある行(列)にコピーしたデータを貼り付けます。 前の行の項目をコピーする カーソルのある項目と同じ項目の内容を一つ前の行からコピー・貼付けします。 表示 参考表示 作成した帳票を別ウィンドウで表示します。 前のページへ移動する 処理中の帳票の前ページを表示します。 次のページへ移動する 処理中の帳票の次ページを表示します。 前のタブへ移動する 処理中の帳票のタブを一つ前に戻します。 次のタブへ移動する 処理中の帳票のタブを一つ先に送ります。 申告書をチェックする 処理中の所得税データの要件等に問題がないかを確認します。 電子申告のエラーをチェックする 処理中の所得税データを電子申告する際に問題がないかを確認します。 連動 会計データから連動する科目を設定する 会計データを青色申告決算書・収支内訳書に連動する際の連動科目を設定します。 会計データから連動する 設定内容に従って会計データの内容を青色申告決算書・収支内訳書に連動します。 減価償却データから連動する 減価償却データを青色申告決算書・収支内訳書の減価償却の計算ページへ連動します。 第三者作成書類から連動する 第三者作成書類のデータを申告書データへ連動します。 年末調整データから連動する 年末調整データを[親族情報]や[雇用者情報]、各申告書、第三者作成書類に連動します。 減価償却費を計算する 青色申告決算書・収支内訳書の減価償却ページに入力した値から自動計算を実行します。 基本情報 申告単位情報 申告単位情報画面を表示します。 本人親族情報 本人親族情報画面を表示します。 雇用者情報 雇用者情報画面を表示します。 帳票選択情報 帳票選択情報画面を表示します。 繰越損失情報 繰越損失情報画面を表示します。 顧問先情報(申告書用) 顧問先情報登録の所得税基本情報登録画面を表示します。 決算書・内訳書 帳票一覧 帳票選択情報で選択されている決算書・内訳書の帳票一覧が表示されます。選択すると該当の帳票の入力画面に切り替わります。 第三者作成書類 帳票一覧 第三者作成書類データ入力画面を表示します。
*[帳票選択情報]で第三者作成書類を使用するとした場合のみアクティブになります。申告書 帳票一覧 帳票選択情報で選択されている申告書の帳票一覧が表示されます。選択すると該当の帳票の入力画面に切り替わります。 納税予定表 予定納税額の計算 納税予定表画面を表示します。 納税予定表 納付書 なし 納付書画面を表示します。 ヘルプ オンラインヘルプ 所得税申告書オンラインヘルプへ接続します。 A-SaaSホームページ A-SaaSホームページに接続します。 A-SaaSバージョン情報 システムのバージョン情報を表示します。 - ファンクションキーガイド
ファンクションキー 説明 F1[ヘルプ] 所得税申告書オンラインヘルプへ接続します。 F2[前ページ] 処理中の帳票の前ページを表示します。 F3[次ページ] 処理中の帳票の次ページを表示します。 F4[前項コピー] カーソルのある項目の前項目の内容をコピーします。項目の切り取りと貼り付けは、該当項目を指定後に右クリックで表示されるメニュー一覧から指示します。 F5[保存] 編集内容を保存します。 F7[印刷] 処理中の所得税データを出力します。 F8[ページ追加] 処理中の帳票でページの追加作成が可能な場合に空のページを追加します。 F9[ページ削除] 処理中の帳票の選択したページを削除します。 F12[終了] 所得税申告書画面を終了し、A-SaaSメニュー画面に戻ります。
記憶式コンボボックスについて
- 所得の内訳や雑所得などの入力時、コンボボックスで手入力した内容は記憶し次回入力時に一覧から選択できるようになります。
第一表入力のポイント
- 所得金額
項目名 説明 (1) 営業等(特例表示欄)
(2) 農業(特例表示欄)
(8) 業務(特例表示欄)
(9) その他(特例表示欄)家内労働者等の事業所得等の所得計算の特例を受ける場合には、"(特)"と入力してください。 (3) 不動産(特例表示欄) 不動産所得が赤字で、必要経費に算入した金額のうちに「土地等を取得するために要した負債の利子の額」がある場合には、"(不)"と入力してください。 (6) 給与(区分欄) 給与所得者の特定支出控除の適用を受ける場合に、「給与所得者の特定支出に関する明細書」の"適用を受ける特定支出の区分の合計"の数字を入力してください。 参考:通勤費(1)、転居費(2)、研修費(4)、資格取得費(8)、帰宅旅費(16)、図書費(32)、衣服費(64)、交通費等(128)、勤務必要経費(256) - 所得から差し引かれる金額
項目名 説明 (17)~(18) 寡婦、ひとり親控除(区分欄) ひとり親控除の適用を受ける場合には、"1"と入力してください。 (21)~(22) 配偶者(特別)控除(区分1欄) 配偶者特別控除の適用を受ける場合には、"1"と入力してください。 (21)~(22) 配偶者(特別)控除(区分2欄) ”1”・・・配偶者が国外居住親族で年末調整で配偶者(特別)控除の適用を受けていない場合
"2"・・・配偶者が国外居住親族で年末調整で配偶者(特別)控除の適用を受けている場合(23) 扶養控除(区分欄) "1"・・・控除対象扶養親族が国外居住親族で年末調整で扶養控除の適用を受けていない人がいる場合
"2"・・・控除対象扶養親族が国外居住親族で年末調整で扶養控除の適用を全員が受けている場合(27) 医療費控除(区分欄) セルフメディケーション税制による医療費控除の特例を選択する場合には、"1"と入力してください。 - 税金の計算
項目名 説明 (33) 任意税額控除
(区分欄)事業を営む青色申告で事業所得等の特例に係る税額控除の適用を受ける場合には、"1"と入力してください。 (34) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除
(区分1欄)”7”・・・住宅の再取得等に係る住宅借入金等特別控除の控除額の特例を受ける場合
”8”・・・従前家屋等に係る住宅借入金等特別控除の適用期間の特例を受ける場合
”9”・・・上記2つの重複適用の特例を受ける場合(34) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除
(区分2欄)年末調整で(特定増改築等)住宅借入金等特別控除の適用を受けている場合には、"1"と入力してください。 (38)~(40) 住宅耐震改修特別控除等
(区分欄)”1”・・・住宅耐震改修特別控除のみを受ける場合
”2”・・・住宅特定改修特別税額控除のみを受ける場合
”3”・・・認定住宅新築等特別税額控除のみを受ける場合
”4”・・・上記3つのうち複数該当する場合(41) 差引所得税額
(区分欄)肉用牛の売却による農業所得の課税の特例を受ける場合には、"(免)"と入力してください。 (46)~(47) 外国税額控除等
(区分欄)"1" ・・・外国税額控除のみ適用があり、かつ復興特別所得税から控除されている場合
"2" ・・・分配時調整外国税相当額控除のみ適用があり、かつ復興特別所得税から控除されている場合
"3"・・・外国税額控除及び分配時調整外国税相当額控除の両方の適用があり、かつどちらかの控除が復興特別所得税から控除されている場合
第二表入力のポイント
- 所得から差し引かれる金額に関する事項
項目名 説明 (15) 生命保険料控除(記載区分)
(16) 地震保険料控除(記載区分)「金額を表示する」・・・入力内容を記載する場合
「源泉徴収分」・・・「源泉徴収分」と記載する場合参考年末調整データを作成している場合は、各種控除と本人該当事項を年末調整データから連動できます。 - 所得の内訳(所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額)
項目名 説明 所得の種類(区分欄) 所得区分で選択した所得の[収入金額]を第一表へ連動します。
営業等、農業、不動産、利子(総合・分離)、配当(上場以外・上場)、給与、雑(年金等・業務・その他)、短期譲渡(総合)、長期譲渡(総合)、一時、株式(上場)、退職参考所得の内訳書がある場合、「所得の内訳(所得税及び復興特別所得税源泉徴収税額)」は入力できません。
第三表入力のポイント
- 分離課税の短期・長期譲渡所得に関する事項
項目名 説明 必要経費(上段) 「保証債務の特例(所法64条2項)」の適用を受ける場合に適用金額を入力してください。
(例(保)○○○円)差引金額
(収入金額-必要経費)
(下段)損益通算がある場合に通算前の金額を()書きで入力してください。
第四表(一)入力のポイント
- 1 損失額または所得金額
項目名 説明 (B) 必要経費等(上段) 「相続税の取得費加算の特例(措法39条)」又は「保証債務の特例(所法64条2項)」の適用を受ける場合に適用金額を入力してください。
相続税の取得費加算の特例の場合(例(相)○○○円)
保証債務の特例の場合(例(保)○○○円)(C) 差引金額( (A)-(B) )
(上段(ス) (ソ))自動表示します。通算する場合で手入力する場合は、通算後の金額を入力してください。 (C) 差引金額( (A)-(B) )
(上段(セ) (タ))所得の内訳書または第二表の入力内容から自動表示します。通算した場合は通算後の金額が表示されます。通算する場合で手入力する場合は、通算後の金額を入力してください。 (C) 差引金額( (A)-(B) )
(下段)自動表示します。手入力する場合は、通算前の金額を()書きで入力してください。 (E) 損失額又は所得金額(上段) 自動表示します。手入力する場合は、通算後の金額を入力してください。 (E) 損失額又は所得金額(下段) 自動表示します。手入力する場合は、通算前の金額を()書きで入力してください。
第五表入力のポイント
- 総合課税の所得金額
項目名 説明 (1) 営業等(特例表示欄)
(2) 農業(特例表示欄)
(8) 業務(特例表示欄)
(9) その他(特例表示欄)確定申告の際に家内労働者の所得計算の特例を受けていた場合には、"(特)"と入力してください。 (3) 不動産(特例表示欄) 確定申告の際に不動産所得に係る損益通算の特例を受けていた場合には、"(不)"と入力してください。 (6) 給与(区分欄) 給与所得者の特定支出控除の適用を受ける場合に、「給与所得者の特定支出に関する明細書」の"適用を受ける特定支出の区分の合計"の数字を入力してください。 参考:通勤費(1)、転居費(2)、研修費(4)、資格取得費(8)、帰宅旅費(16)、図書費(32)、衣服費(64)、交通費等(128)、勤務必要経費(256) - 所得から差し引かれる金額
項目名 説明 (19)~(20) 寡婦、ひとり親控除(区分欄) ひとり親控除の適用を受ける場合には、"1"と入力してください。 (23)~(24) 配偶者(特別)控除(区分1欄) 配偶者特別控除の適用を受ける場合には、"1"と入力してください。 (23)~(24) 配偶者(特別)控除(区分2欄) ”1”・・・配偶者が国外居住親族で年末調整で配偶者(特別)控除の適用を受けていない場合
"2"・・・配偶者が国外居住親族で年末調整で配偶者(特別)控除の適用を受けている場合(25) 扶養控除(区分欄) "1"・・・控除対象扶養親族が国外居住親族で年末調整で扶養控除の適用を受けていない人がいる場合
"2"・・・控除対象扶養親族が国外居住親族で年末調整で扶養控除の適用を全員が受けている場合(29) 医療費控除(区分欄) セルフメディケーション税制による医療費控除の特例を選択する場合には、"1"と入力してください。 - 税金の計算
項目名 説明 (40) 任意税額控除
(区分欄)確定申告の際に事業を営む青色申告で事業所得等の特例に係る税額控除の適用を受ける場合には、"1"と入力してください。 (41) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除
(区分1欄)”7”・・・住宅の再取得等に係る住宅借入金等特別控除の控除額の特例を受ける場合
”8”・・・従前家屋等に係る住宅借入金等特別控除の適用期間の特例を受ける場合
”9”・・・上記2つの重複適用の特例を受ける場合(41) (特定増改築等)住宅借入金等特別控除
(区分2欄)確定申告の際に年末調整で(特定増改築等)住宅借入金等特別控除の適用を受けている場合には、"1"と入力してください。 (45)~(47) 住宅耐震改修特別控除等(区分欄) ”1”・・・住宅耐震改修特別控除のみを受ける場合
”2”・・・住宅特定改修特別税額控除のみを受ける場合
”3”・・・認定住宅新築等特別税額控除のみを受ける場合
”4”・・・上記3つのうち複数該当する場合(48) 差引所得税額
(区分欄)確定申告の際に肉用牛の売却による農業所得の課税の特例を受ける場合には、"(免)"と入力してください。 (53)~(54) 外国税額控除等
(区分欄)"1" ・・・外国税額控除のみ適用があり、かつ復興特別所得税から控除されている場合
"2" ・・・分配時調整外国税相当額控除のみ適用があり、かつ復興特別所得税から控除されている場合
"3"・・・外国税額控除及び分配時調整外国税相当額控除の両方の適用があり、かつどちらかの控除が復興特別所得税から控除されている場合