目次
事前準備
マイナンバーを登録するためには、登録が必要な方(以下、マイナンバー登録対象者)の区分ごとに、以下の通り事前の登録が必要となります。
マイナンバー登録対象者 | 事前登録 | マイナンバー入力箇所(タブ)(*1) |
---|---|---|
給与の受給者(社員) | 給与システム>社員情報登録(*2)で登録 | [社員]タブ |
上記受給者(社員)の控除対象配偶者・扶養親族 | 給与システム>社員情報登録>扶養情報タブで登録 | [社員]タブ |
支払調書の支払受者(法定調書関係者) | 給与システム>法定調書関係者登録(*3)で登録 | [法定調書関係者]タブ |
個人事業者 | 顧問先情報登録画面(*4)で個人の顧問先を登録 | [個人事業者]タブ |
個人事業者の扶養親族・専従者 | 所得税申告書(*5)を作成>本人親族情報・雇用者情報で登録 | [個人事業者]タブ |
(*1)マイナンバー一括入力権限のある方のみ入力が可能です。
(*2)給与計算業務>社員情報登録の操作方法については、こちらをご参照ください。
(*3)給与計算業務>法定調書関係者登録の操作方法については、こちらをご参照ください。
(*4)顧問先情報登録の操作方法については、こちらをご参照ください。
(*5)所得税申告書の操作方法については、こちらをご参照ください。
会計事務所ができること
会計事務所では、マイナンバーに対して下記操作が可能です。
-
<契約管理者ID>
・マイナンバー所員権限設定
・マイナンバーエクスポート
・マイナンバーの印刷 -
<契約管理者・システム管理者ID>
・社員、または顧問先マイナンバー担当者のマイナセキュリティのログインID発行
*システム管理者の初期状態の権限となりますが、マイナンバー一括入力権限のチェックを外すと利用不可となります。
・マイナンバー一括入力(*)
・マイナンバーの全桁確認(*)
・マイナンバーの入力状況確認(*)
・マイナンバーの利用履歴の表示(*) -
<標準ユーザーID>
・マイナンバーの入力状況確認
・マイナンバーの利用履歴の確認
※マイナンバーの表示、編集は出来ません。
マイナセキュリティにログインする
- A-SaaS メニューで、[業務から選ぶ] のタブをクリックし、左側の[業務一覧] から[顧問先情報]を選択すると右側にメニューが表示されます。[マイナンバー管理]をクリックします。
- 顧問先を選択し[ OK ]をクリックします。
- マイナセキュリティのログイン画面がWebブラウザで起動します。A-SaaSのログインIDとパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。
- 利用規約が表示されますので、確認のうえ[利用規約に同意する]をクリックします。
*利用規約は、マイナセキュリティメニューから再度確認することもできます。 - マイナセキュリティメニュー画面が表示されます。
マイナンバー所員権限を設定する
(契約管理者の方のみ)事務所の所員IDに対し、マイナンバーの一括入力権限および印刷権限の付与をおこなうことができます。
- マイナセキュリティのメニュー画面から[マイナンバー所員権限設定]をクリックします。
- 「マイナンバー一括入力権限」「マイナンバー印刷権限」を付与するIDにチェックを入れて[保存]をクリックします。
参考マイナンバー一括入力権限が付与された場合、以下の操作が可能です。
- マイナンバー一括入力
- マイナンバーの全桁表示
- マイナンバーの入力状況確認
- マイナンバーの利用履歴の表示
マイナンバー登録対象者、または顧問先担当者のログインIDを発行する
マイナンバー登録対象者、または顧問先マイナンバー担当者がマイナセキュリティにログインするためのIDを発行します。
ログインIDの発行は、契約管理者またはシステム管理者のみ可能です。A-SaaSシステム、およびマイナセキュリティには契約管理者またはシステム管理者のIDでログインしてください。
- マイナセキュリティのログインIDでは、A-SaaSシステムは利用できません。顧問先様がA-SaaSシステムを利用する場合は、顧問先IDを発行してください。操作については、こちらをご覧ください。
- マイナセキュリティのメニュー画面から[ログインID発行]をクリックします。
- [個人事業者](個人の顧問先の場合)、[社員]、[法定調書関係者]いずれかのタブをクリックします。IDを発行する方にチェックを入れ、[新規ログインID発行]をクリックします。
- 確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。ログインIDと仮パスワードが発行されます。
- メールアドレスを入力してある社員または法定調書関係者に対しては、ログインIDと仮パスワードをメールで通知することができます。
個々の登録対象者に自身のマイナンバーを登録させる場合は、送信する方にチェックを入れ、[メール送信]をクリックします。 - 「メール本文の確認」画面が表示されるので確認の上[次へ]をクリックします。「メール宛先の確認」画面で[送信する]を選択すると、メールが送信されます。
- CSVファイルにログインID・仮パスワードを出力して顧問先様へお渡しする場合は、出力する方にチェックを入れ、[CSV出力]をクリックして任意の場所に保存します。出力したCSVを顧問先様へ案内し、顧問先担当者が各登録対象者へ通知します。
-
顧問先様の担当者が全員のマイナンバーを登録する場合は、担当者の[全員編集権限]にチェックを入れます。確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。
*[全員編集権限]については、下記参考をご覧ください。 - 担当者にチェックを入れ、[メール送信][CSV出力]いずれかの方法で顧問先様のマイナンバー担当者へ案内します。
参考全員編集権限とは、顧問先様の特定の社員または個人事業者(個人の顧問先の場合)に付与できる権限です。権限を付与された担当者は、下記操作ができるようになります。
・マイナンバーの入力状況確認
発行されたIDで最初にマイナセキュリティにログインすると、仮パスワードから新しいパスワードに変更する画面へ遷移します。そこで任意のパスワードに変更します。変更されたパスワードは、「*(アスタリスク)」で表示されます。
・すべての対象者のマイナンバーの一括入力
・マイナンバーの全桁表示
・マイナンバーの利用履歴の表示
出力したCSVには、仮パスワードは出力されますが、変更後の任意のパスワードは出力されません。 <パスワード変更後のCSV出力>
参考顧問先ID(A-SaaSにログインするID)にマイナンバーの印刷権限を設定するには、事務所契約管理者のIDでA-SaaSにログインし、顧問先ID編集画面>「給与計算業務の設定」タブ>「マイナンバーの印刷を許可する」にチェックを入れて保存します。詳しくはこちらをご参照ください。
マイナンバー登録対象者、または顧問先担当者の仮パスワードを再発行する
マイナンバー登録対象者、または顧問先担当者が、パスワードを紛失、失念した場合は、仮パスワードを再発行することができます。
仮パスワードを再発行は、契約管理者またはシステム管理者のみ可能です。A-SaaSシステム、およびマイナセキュリティには契約管理者またはシステム管理者のIDでログインしてください。
- マイナセキュリティのメニュー画面から[ログインID発行]をクリックします。
- 仮パスワードを再発行したい方の[仮パスワードの再発行]をクリックします。
- 確認メッセージが表示されます。[はい]をクリックすると仮パスワードが再発行されます。
- 必要に応じて、[メール送信]または[CSV出力]をおこない該当者または顧問先担当者に仮パスワードを通知します。
参考再発行した仮パスワードを用いてログインすると、仮パスワードを変更する画面に遷移します。そこで任意のパスワードに変更します。変更されたパスワードは、「*(アスタリスク)」で表示されます。
マイナンバーを登録する
会計事務所(契約管理者およびマイナンバー一括入力権限が付与されている方のみ)が顧問先様のすべての対象者のマインバーを一括入力できます。
- マイナセキュリティメニュー画面で、[マイナンバー一括入力]をクリックします。
- 入力するマイナンバーに応じて[個人事業者](個人の顧問先のみ)、[社員]、[法定調書関係者]いずれかのタブをクリックします(各タブの説明についてはこちらを参照下さい)。
[編集]をクリックすると、入力画面が表示されます。 - 「マイナンバー」、および「マイナンバー(確認)」に同じマイナンバーを入力します。
*マイナンバーの末尾はチェックデジットになっています。入力されたマイナンバーの整合性が取れない場合は、「入力されたマイナンバーに誤りがないか、再確認してください」というエラーが表示されます。チェックデジットについては、下記参考をご参照ください。
- 入力を終えたら[保存]をクリックします。
- [社員]タブの入力をしている場合において、続けて次(前)の社員を編集するには、[前の社員へ]・[次の社員へ]をクリックします。[戻る]をクリックすると、一覧に戻ります。
参考チェックデジットとは・・・
マイナンバーの末尾は、特別な計算式を元に算出された数字になっています。これによりマインナンバーの誤入力を高い確率で防げるようになっています。(100%誤入力を防げるわけではありませんのでご留意ください。)この機能をチェックデジットといいます。
A-SaaSのマイナセキュリティでも、チェックデジット機能を搭載しております。しかし、誤って他人のマイナンバーを入力した場合は、警告は表示されませんのでご注意ください。
マイナンバーを削除する
登録されているマイナンバーを削除します。
*契約管理者およびマイナンバー一括入力権限が付与されている方のみ可能です。
- マイナセキュリティメニュー画面で、[マイナンバー一括入力]をクリックします。
- マイナンバーを削除したい方の[編集]をクリックします。
- 右下にある[入力したマイナンバーを全てクリア]をクリックします。本人を含め扶養親族のマイナンバーすべてがクリアされます。
- [保存]をクリックします。
- [社員]タブの編集をしている場合において、続けて次(前)の社員を編集するには、[前の社員へ]・[次の社員へ]をクリックします。[戻る]をクリックすると、一覧に戻ります。
参考選択した方、および扶養親族すべてのマイナンバーをクリアするのではなく、個別にマイナンバーをクリアしたい場合は、対象者のマイナンバーをそれぞれ[DEL]や[BACKSPACE]でクリアしてください。
マイナンバーの入力状況を確認する
- マイナセキュリティメニュー画面で、[マイナンバー入力状況確認]をクリックします。
- 本人やその扶養親族のマイナンバーの登録状況が確認できます。登録されたマイナンバーはすべて表示されず、下4桁以外は、「*(アスタリスク)」で表示されます。マイナンバーが登録されていない方や扶養親族の行は色分けされて表示されます。
- [メニュー]をクリックすると、マイナセキュリティメニューに戻ります。
マイナンバーの全桁を確認する
契約管理者、またはマイナンバー一括入力権限のある所員は、入力されたマイナンバーの全桁を確認することができます。全桁表示をすると履歴に残ります。
全桁を確認する場合は、画面表示したまま席を外れないなど情報が漏れないよう十分にご注意ください。
- マイナセキュリティメニュー画面で、[マイナンバー一括入力]をクリックします。
- マイナンバーの全桁を表示させたい方の[編集]をクリックします。
- マイナンバーの全桁が表示されます。[社員]タブの確認をしている場合において、続けて次(前)の社員のマイナンバーを確認するには、[前の社員へ]・[次の社員へ]をクリックします。[戻る]をクリックすると、一覧に戻ります。
マイナンバーをエクスポートする
契約管理者は、入力されたマイナンバーをCSVファイルにエクスポートすることができます。エクスポートをすると履歴に残ります。エクスポートした場合は、CSVファイルの取り扱いにご注意下さい。
- マイナセキュリティメニュー画面で、[マイナンバーエクスポート]をクリックします。
- マイナンバーをエクスポートする方にチェック(*)を入れていただき、[マイナンバーエクスポート]をクリックします。 *「コード」の文字の左にあるチェックボックスにチェックを入れることで、全員にチェックを入れることが可能です。
マイナンバー利用履歴を確認する
- マイナセキュリティメニュー画面で、[マイナンバー入力状況確認]をクリックします。
- 履歴を見たい方の[マイナンバー履歴表示]をクリックします。
- 登録されているマインナンバーに対してどのような操作がおこなわれたか、何に利用されたかなど履歴を確認することができます。[戻る]をクリックすると、マイナンバー入力状況確認画面の一覧に戻ります。
参考<マイナンバー利用履歴が残るタイミング>
- マイナンバー登録・変更・削除(本人/顧問先担当者/会計事務所)
- 本人確認(本人/顧問先担当者/会計事務所)
- マイナンバー全桁表示(本人/顧問先担当者/会計事務所)
- マイナンバーを利用した帳票印刷(本人/顧問先担当者/会計事務所)
- マイナンバーを利用した電子申告・電子申請(会計事務所)
- マイナセキュリティのパスワード再発行(会計事務所)
- マイナンバーエクスポート(会計事務所)