目次
資産入力画面を表示する
- 業務から選ぶ>[会計業務]>[償却資産管理]>[資産入力]の順に選択します。
- 資産データ選択画面が表示されます。顧問先を選択し、[OK]をクリックします。
- 資産入力画面が表示されます。資産一覧の表示方法を設定します。
項目名 説明 種類 科目明細形式と科目合計形式を切り替えます。 抽出 選択した抽出内容に合致する資産のみ表示します。 計算基準日 選択した計算基準日に応じて月次償却額の合計金額を計算させることができます。 集計順序 [選択]をクリックして資産一覧画面の集計順序設定画面を表示します。 - 資産一覧画面は各タブで表示形式を切り替えることができます。
メニューバーとファンクションキーガイドの機能
- メニューバー
メニュー名 サブメニュー名 説明 ファイル 印刷する 表示中の帳票を出力します。 印刷帳票名称を設定する 帳票タイトルを変更します。 保存する 編集内容を保存します。 資産をインポートする 資産情報CSVファイルからデータをインポートします。 資産ヘッダーをダウンロードする 資産情報CSVファイルのヘッダーファイルをダウンロードします。 償却資産管理を終了する 償却資産管理画面を終了し、A-SaaSメニュー画面に戻ります。 編集 資産を追加 資産データを新規追加します。 コピーを追加 選択した資産データを複製します。 資産を編集 選択した資産データを編集します。 選択を解除 選択をキャンセルします。 資産を削除 選択した資産データを削除します。 削除資産を復帰 選択した削除状態の資産データを復帰します。 削除資産の完全抹消 資産データを完全に削除します。抹消した資産データは復帰できません。 資産コード再付番 償却基本情報にある資産コード自動付番の設定に従って再付番します。 分割・一部除却 選択した資産データの分割、一部除却を行います。 一括償却資産端数調整 三年一括償却資産の端数を調整します。 全資産再計算 表示中の資産データに登録した全資産の計算処理を行います。 一括処理 一括事業割合編集 選択した資産の事業割合を一括変更します。 一括経費割合編集 選択した資産の販売管理費、製造原価、営業外経費の割合を一括変更します。 一括実施率編集 選択した資産の実施率を一括変更します。 一括部門・設置場所更新 選択した資産の部門、設置場所を一括変更します。 一括部門・設置場所移動 選択した資産の移動タブに入力内容を一括追加します。 一括移動履歴削除 選択した資産の移動タブで入力した期間の情報を削除します 表示 資産を抽出する 資産一覧と償却予定表に表示する資産を抽出します。 削除された資産を表示する 削除状態の資産データが非表示になっている場合、画面に表示します。 削除された資産を非表示する 削除状態の資産データが表示されている場合、非表示にします。 経費名称を変更する 経費区分名称を変更します。 入力 資産基本情報登録 資産基本情報登録画面を表示します。 償却予定表 償却予定表画面を表示します。 償却資産申告書 償却資産申告書画面を表示します。 仕訳入力 会計業務の仕訳入力画面を表示します。 繰越処理 次期繰越する 資産データを翌期へ繰越します。 ヘルプ オンラインヘルプ 償却資産管理のオンラインヘルプマニュアルへ接続します。 A-SaaSホームページ A-SaaSホームページに接続します。 A-SaaSバージョン情報 システムのバージョン情報を表示します。 - ファンクションキーガイド
ファンクションキー 説明 F1[ヘルプ] オンラインヘルプマニュアルの該当ページを表示します。 F4[編集] 選択した資産データを編集します。 F5[保存] 編集内容を保存します。 F6[追加] 資産データを新規追加します。 F7[印刷] 表示中の帳票を出力します。 F8[抽出] 資産一覧と償却予定表に表示する資産を抽出します。 F9[削除表示/隠す] 削除状態の資産データの表示と非表示を切り替えます。 F12[終了] 償却資産管理画面を終了し、A-SaaSメニュー画面に戻ります。 DEL[削除] 選択した資産データを削除します。 ESC[キャンセル] 編集内容をキャンセルし、編集前の状態に戻します。
資産を新規追加する
- 資産入力画面のF6[追加]を選択します。
参考資産データを右クリックし、[コピーを追加]で選択した資産データを複製することもできます。 メニューバーの[ファイル]>[資産情報インポート]でご用意いただいたCSVファイルからの一括インポートも可能です。
- 資産追加画面が表示されます。内容を編集します。
項目名 説明 科目 追加する資産データの科目を選択します。リストボックス内には資産科目登録で使用にチェックした科目が表示されます。 資産コード 半角数字で[12桁(必須)]+[4桁(任意)]の形式で入力します。資産コード自動付番の場合は、設定内容に従い親コードが自動表示されます。 資本的支出 資本的支出を行った資産を翌期に統合する場合、償却資産税へ対応させるための区分です。償却基本情報の資本的支出で”取得価額の特例を適用する”とした場合に選択できます。
資本的支出の区分での出力先は以下の通りとなります。
"資本的支出なし"・・・台帳、法人税申告書・所得税申告書、償却資産申告書
"当期資本的支出"・・・台帳、法人税申告書・所得税申告書、償却資産申告書 "前期資本的支出"・・・償却資産申告書
"前期までの合計"・・・台帳、法人税申告書・所得税申告書基本情報タブ 資産の償却計算の元になる情報を入力します。 除却・売却等タブ 資産の除却・売却情報を入力します。(分割・一部除却の場合はこちら) 移動タブ 登録済み資産の部門、設定場所を移動します。 償却資産税タブ 固定資産税(償却資産申告書)の申告のための情報を入力します。 月償却額タブ 基本情報タブなどの登録内容から当期の月償却額を月別に表示します。 年償却額タブ 当期前5期及び当期後10期の年償却額を一覧表示します。来期以降に除却予定の資産の設定も行えます。 参考資本的支出資産の追加について
初めて資本的支出した場合は繰越後のデータで、資本的支出+本体の合算資産を"前期までの合計"として資産を追加してください。また従前の本体の資産を"前期資本的支出"と変更してください。
既に資本的支出をしていた場合は繰越後のデータで、"前期までの合計"に前年資本的支出した資産を合計してください。
基本情報を入力する
- 償却計算の元になる情報を入力します。
項目名 説明 部門 をクリックして一覧から選択します。部門登録で使用にチェックをつけた部門が表示されます。 設置場所 をクリックして一覧から選択します。設置場所登録で登録した設置場所から選択します。 資産増加 一般資産の場合に選択できます。引き継ぎ、移転で未償却残高のある資産について、資産増加の日を取得年月日とするか、供用年月日とするかを選択します。 取得年月日(入力必須) 一般資産の場合に登録できます。登録する資産データの取得年月日を入力します。 供用年月日(事業に供している
資産のみ入力必須)一般資産の場合に登録できます。登録する資産データの供用年月日を入力します。 支払年月日(入力必須) 繰延資産、投資その他の資産の場合に登録できます。登録する資産データの支払年月日を入力します。 支払価額(入力必須) 繰延資産、投資その他の資産の場合に登録できます。登録する資産データの支払価額を入力します。 取得価額(入力必須) 一般資産の場合に登録できます。登録する資産データの取得価額を入力します。最大12桁まで入力可能です。 数量(入力必須) 一般資産の場合に登録できます。登録する資産データの数量を入力します。最大3桁まで入力可能です。 増加事由(入力必須) 一般資産の場合に登録できます。登録する資産データの増加事由を選択します。 摘要 登録する資産データの摘要を24文字までで入力します。法人税申告書や青色申告決算書へデータ連動する場合、半角カナ文字は使用しないでください。 事業割合(個人のみ入力必須) 登録する資産データの事業割合を入力します。 実施率 登録する資産データの実施率を入力します。 経費区分 登録する資産データの経費区分割合を入力します。 償却方法(入力必須) 登録する資産データに該当する償却方法を選択します。償却方法に変更のある資産は[償却方法変更]をクリックし、変更内容を入力してください。 耐用年数【償却率】(入力必須) 償却方法が[定率]もしくは[旧定率]の場合、償却率を入力します。[年表]をクリックすると耐用年数辞書から、[中古]をクリックすると中古改定耐用年数から登録する資産の耐用年数を検索、選択することが出来ます。 構造・細目(法定償却のみ) [年表]もしくは[中古]より耐用年数を選択した場合、自動表示されます。入力する場合はそれぞれ30文字までで入力します。法人税申告書へデータ連動する場合、半角カナ文字は使用しないでください。 - 償却詳細情報を入力します。”▶”をクリックすると折りたたまれている項目を展開して表示します。
項目名 説明 償却可能限度額 減価償却計算を行う限度額を選択します。償却方法が”旧定率法”、”旧定額法”の資産データに適用されます。 残存価額 償却方法が”旧定額法”、”旧定率法”の場合の残存価額を入力します。 備忘価額 償却方法が”定率法”もしくは”定額法”かつ限度区分が”0円まで”を設定している資産データは0円を、その他の限度区分の場合は1円を連動します。償却法が”旧定率法”もしくは”旧定額法”かつ限度区分が”0円まで”を設定している資産データは0円を、その他の限度区分の場合は1円を連動します。 定率法改定取得価額 償却方法が定率法の資産で、当期償却額が償却保証額を下回る場合の改定取得価額を表示します。該当するデータのみ必須項目となります。 改定償却率 耐用年数省令別表八に応じた償却率が表示されます。 期首簿価 当期の期首帳簿価額を入力します。 前期繰越超過・不足額 前期の繰越超過または不足額を入力します。 - 国庫補助金や火災による保険金などの金銭を受けて固定資産を購入した際の圧縮記帳の適用を受ける場合、圧縮記帳を入力します。”▶”をクリックすると折りたたまれている項目を展開して表示します。
項目名 説明 圧縮記帳区分 圧縮記帳の処理方法を選択します。 圧縮記帳年月日 圧縮記帳を行う年月日を入力します。 圧縮記帳額 圧縮記帳の対象となる国庫補助金、保険等の額、買換資産の減額分などを入力します。 差引取得額 [取得価額]-[圧縮記帳額]が表示されます。圧縮記帳後の償却計算の取得価額となります。 期首積立金額 圧縮記帳区分で“積立金に計上”を選択時に入力します。初回は圧縮記帳額が表示され、次期繰越を行うと[期末積立金]の金額が繰越されます。 期中積立金取崩区分 圧縮記帳区分で”積立金に計上”を選択時に選択します。”入力する”を選択した場合は期中積立金取崩額を入力し、”償却超過無まで取崩”を選択した場合は、当期償却額-当期償却限度額の計算結果が期中積立金取崩額となります。 期中積立金取崩額 圧縮記帳区分で”積立金に計上”を選択しかつ、期中積立金取崩区分で”入力する”を選択時に、 期中積立金取崩額を手入力します。最大11桁まで入力可能です。 期末積立金額 期末積立金額を入力します。圧縮記帳区分で”積立金に計上”を選択している場合は、期首積立金-期中積立金取崩額の計算結果が表示されます。 算出償却限度額 償却限度額が計算表示されますが、手入力も可能です。 算出償却額 償却額が計算表示されますが、手入力も可能です。 増加償却限度額 増加償却率を入力すると計算表示しますが、手入力も可能です。 増加償却額 増加償却額が計算表示されますが、手入力も可能です。 普通償却限度額 普通償却限度額を表示します。 普通償却額 普通償却額を表示します。 - 租税特別措置法に規定する特別償却の適用がある場合、特別償却を入力します。”▶”をクリックすると折りたたまれている項目を展開して表示します。
項目名 説明 特別償却区分 特別償却区分を選択します。 特別措置の種類 法人税別表16(1)、16(2)、16(4)に記載する租税特別措置法の提供明細の区分番号を入力します。 適用条項 法人税別表16(1)、16(2)、16(4)に記載する租税特別措置法の提供明細条項を入力します。 特別償却率 特別償却率を入力します。 割増償却期限 割増償却期限の年月日を入力します。 償却準備金方式 特別償却の処理方式を選択します。
・償却…特別償却限度額を減価償却費として損金処理する方式です。
・準備金…特別償却限度額を特別償却準備金として積立金として処理する方式です。準備金の取り崩しの申告調整を行います。特別償却限度額 入力内容から特別償却限度額を計算表示します。 特別償却額 入力内容から特別償却額を計算表示します。
中古資産の耐用年数を算出する
- 経過年月と法定耐用年数から中古資産の耐用年数を算出します。基本情報タブ内の耐用年数項目にある[中古]ボタンをクリックします。
- 中古耐用年数算出画面が表示されます。内容を編集し[確定]をクリックします。
参考耐用年数の算出方法について
法定耐用年数の全部経過:その中古資産の法定耐用年数の20%に相当する年数
法定耐用年数の一部経過:その中古資産の法定耐用年数から経過年数を控除した年数に経過年数の20%に相当する年数を加算した年数
*1年未満の端数は切り捨て、2年未満の場合は2年とする
<計算例>
法定耐用年数が30年で、経過年数が10年の中古資産の簡便法による見積耐用年数(計算)
(1) 法定耐用年数から経過した年数を差し引いた年数
30年-10年=20年
(2) 経過年数10年の20%に相当する年数
10年×20%=2年
(3) 耐用年数
20年+2年=22年
償却方法を変更する
- 償却期間中の資産について償却方法を変更します。基本情報タブ内の[償却方法変更]をクリックします。
- 償却方法変更画面が表示されます。編集後[確定]をクリックして登録します。
除却・売却情報を入力する
- 前期以前に取得した資産を除却、売却する場合に入力します。[除却・売却等]タブをクリックし、除却情報を入力します。
項目名 説明 除却方法 除却方法を選択します。 除却年月日 除却年月日を入力します。 除却事由 除却事由を選択します。償却基本情報の摘要欄除却事由表示を[表示する]とした場合、選択した除却事由を摘要欄に連動表示します。 - 入力終了後、F5[保存]で入力内容を登録し、固定資産台帳の画面に戻ります。F6[連続入力]をクリックすると、次の資産のデータ追加、編集画面を表示します。
参考登録済み資産データを一部除却する場合、該当資産を選択してメニューバーの[編集]>[分割・一部除却]を選択します。
部門・設置場所を移動する
- 資産の部門、設置場所を管理します。基本情報タブ内の[移動]タブをクリックし、移動先情報を入力します。
項目名 説明 移動年月日 資産の移動年月日を入力します。 移動元部門・設置場所 移動元の部門と設置場所を表示します。 移動先部門・設置場所 をクリックして移動先の部門と設置場所をそれぞれ選択します。 移動月計上部門 移動月に該当資産を移動先、移動元どちらの部門に計上するかを選択します。 - F5[保存]で入力内容を登録し、固定資産台帳の画面に戻ります。F6[連続入力]をクリックすると、次の資産のデータ追加、編集画面を表示します。
参考資産を一括移動する場合、該当資産を選択してメニューバーの[一括処理]>[一括部門・設置場所移動]を選択します。
償却資産税情報を入力する
- 固定資産税(償却資産申告書)の申告のための情報を入力します。[償却資産税]タブをクリックし、償却資産税情報を入力します。
項目名 説明 申告区分 償却資産税申告の対象データの場合チェックをつけます。 賦課期日 資産データの賦課期日が自動表示されます。 資産の種類 資産の種類を選択します。 取得年月日 取得年月日を任意設定したい場合に登録します。資産基本情報では全体の資産について設定します。 地方税耐用年数 耐用年数が表示されます。訂正入力も可能です。 残存率 残存率が表示されます。 5%限度額 償却資産の評価額の限度額となる取得価額の5%の額が表示されます。 前年申告評価額 前年の申告評価額を入力します。 当年評価額 当年の評価額を入力します。 特例率 課税標準の特例を適用する場合、その特例率を入力します。 前年申告設置場所 前年の設置場所情報を表示します。 前年申告区・事務所等 前年の申告区、管轄事務所を表示します。 当年申告設置場所 当年の設置場所を表示します。 当年申告区・事務所等 当年の申告区、管轄事務所を表示します。 全資産・増加資産申告 資産コードには提出役所の償却資産申告書の書き方にならい、空欄もしくは役所からプレプリントされてくるものがあれば入力します。 減少資産申告 資産コードには提出役所の償却資産申告書の書き方にならい、空欄もしくは役所からプレプリントされてくるものがあれば入力します。 - 入力終了後、F5[保存]で入力内容を登録し、固定資産台帳の画面に戻ります。F6[連続入力]をクリックすると、次の資産のデータ追加、編集画面を表示します。
月償却額を確認する
- 基本情報等で設定した値から当期の月償却額を月別に表示します。[月償却額]タブをクリックします。
参考償却基本情報の月割方法の区分に従って月次の償却額計算を行います。月額計算で生じた端数は切り捨てとし、年度末の月で年額との調整を行います。
年償却額を確認する
- 当期前5期及び当期後10期の年償却額を一覧表示します。来期以降に除却予定の資産の設定も行えます。[年償却額]タブをクリックします。
参考