申告するデータを選択し、電子申告データを作成します。同じ税目なら同時に複数社をまとめて作業することができます。また、法人税と所得税は一度の操作で消費税も同時に電子申告データを作成することができます。
電子申告システムを起動する
- [業務から選ぶ]>[申告共通情報]>[電子申告]または[電子申請・届出]をクリックし、電子申告システムを起動します。
- 電子申告システム画面が表示されます。
参考税目によって起動するメニューが異なります。提出するものに合わせてシステムを起動してください。
[電子申告]
・法人税・所得税・消費税・固定資産税・個人住民税(特徴)
[電子申請・届出]
・源泉所得税・法定調書・申請書・届出書
電子申告するデータを選択する
- 電子申告システム画面で、F6[新規作成]をクリックします。
- 作成データ選択画面が表示されます。税目や申告種類、事業年度等の条件を入力すると合致した申告書データが一覧に表示されます。複数社のデータを同時に処理する場合は、対象となるデータにチェックを入れます。データ選択が完了したら、[選択]ボタンをクリックします。 *[全選択/全解除]ボタンをクリックすると、すべてのデータのチェックを入れたり外したりすることができます。
参考法人税や所得税を申告する場合、同時に消費税申告書も作業を進めることができます。その場合は、「同一申告時期の消費税データを同時に作成する」にチェックをいれます。参考財産債務調書(及び同合計表)は[業務から選ぶ]>[申告共通情報]>[電子申請・届出]で作成・送信します。
税目を[法定調書関係]、手続に[財産債務調書(及び同合計表)]を選択して作成してください。 - 作成データ確認画面が表示されます。
*複数の顧問先のデータを同時に処理する場合は、対象となるデータが一覧で表示されます。
参考各申告書システム(法人税、消費税、所得税)では、1つの顧問先の税務申告データを個別に作成、署名、送信を行うことができます。
*1税目、1顧問先毎の処理となります。
*各システムで電子申告する場合は、電子申告システムを起動したら自動的に対象データは[書込禁止]状態になります。
データの詳細を確認する
- 電子申告データを作成する前に、データの詳細を確認しておきます。複数顧問先のデータがある場合、この作業は1顧問先ずつ行う必要があります。データを選択し、[詳細確認]をクリックします。 *[データ数/提出先]欄について
地方税のデータが含まれている場合、そのままでは電子申告データを作成できません。地方税の電子申告データを作成するには[基本情報ファイル]を読み込ませる必要があります。提出先の各市町村の[基本情報ファイル]を取込むことにより、[データ数/提出先]欄の数字が進捗します。基本情報ファイルの取込方法は こちら
- [提出先]タブを選択すると電子申告データを提出する税務署や地方公共団体が表示されます。
- [関連データ]タブをクリックすると、その顧問先データに関連付いている各種データが一覧で表示されます。作成する税目によっては、[財務諸表の設定]や[権限証書選択]ボタンから各種設定を行います。
参考[財務諸表の設定]
法人税の電子申告をする場合、財務諸表(決算報告書)の設定を行います。各種設定を確認し、[確認]をクリックします。*「有形固定資産の減価償却累計額の処理」の設定について、「直接控除」にセットするためには、「有形固定資産の減損処理」の設定を「しない」にセットする必要があります。
参考[権限証書選択]
源泉所得税、法定調書、申請書・届出書の電子申請をするとき、申請データに税務代理書面を添付する場合は以下の手順でデータに組込みます。添付したい税務代理書面データを選択し、[選択]ボタンをクリックします。 法人税、所得税、消費税の電子申告の場合、税務代理書面データ作成時に関連付けをしていれば自動的に税務代理書面データが添付されます。→税務代理書面のデータ作成の詳細はこちら。
地方税の申告がある場合
地方税の電子申告については、納税者の基本情報ファイルを取込む必要があります。(国税のみ電子申告する場合は不要です。)
「基本情報ファイル」とは、納税者の情報、提出先や申告税目の情報が格納されているファイルです。
すでに、保存されている基本情報ファイルに提出先や税目の追加等変更が無い場合は、こちらの手順は不要です。
納税者の提出先や申告税目等の情報に変更や追加がある場合は、eLTAXのPCdeskで手続きをおこなって頂き、再度A-SaaSに基本情報ファイルを取込んでください。
基本情報ファイルについてはPCdeskマニュアルをご参照ください。
https://www.eltax.lta.go.jp/support/document/
- 地方税の電子申告は、納税者の基本情報ファイルを取込む必要があります。
- 初めてA-SaaS電子申告システムで申告する顧問先データの場合は、ポータルセンタにアクセスし、基本情報ファイルを取込みます。[取込んだ基本情報ファイルを保存する]にチェックを入れておくと、A-SaaSのサーバー側に基本情報ファイルが保存されます。同じ顧問先の電子申告データでは次回以降、基本情報ファイルを取込む作業が不要になります。(初めから地方税データにチェックが入り、[作成可能]状態となります。)ポータルセンタには納税者の利用者IDと暗証番号でログインします。
*基本情報ファイルを媒体に移して取込む場合は[ファイルを指定して取込む]を選択します。こちらを選択する場合は、あらかじめPCdeskより基本情報ファイルをエクスポートしておきます。
*地方税電子申告ポータルセンタの利用可能時間
月曜日~金曜日(平日)8時30分~24時(祝日等及び年末年始を除く)
詳細は こちら よりご確認ください。 - 地方税のデータが[作成可能]となります。確認が終わったら、[戻る]をクリックします。
電子申告データを作成する
- データの詳細確認、基本情報ファイルの取込(地方税データがある場合のみ)が終わったら、[データ作成]をクリックします。
*[データ数/提出先]欄で、各市町村に提出する地方税データに[基本情報ファイル]が正常に読み込まれている場合は、データ数と提出先の数字が一致します。
*複数社のデータがある場合は、全ての会社についてデータ[詳細確認]を行ってください。 - 作成された電子申告データの一覧が表示されます。(作成結果が[正常終了]と表示されれば作成完了です。)
作成されたデータを確認する
- 作成された電子申告データの内容を確認できます。確認したいデータを選択し[詳細確認]をクリックします。
- 電子申告データが作成された帳票一覧が表示されます。
参考所得税の電子データを作成した場合、「財産債務調書(及び同合計表)」は含まれません。
「財産債務調書(及び同合計表)」は「電子申請・届出」で作成・送信してください。 - [帳票内容確認]ボタンをクリックすると、プレビュー画面が開きます。
*過去の事業年度によっては、帳票内容確認できない場合もあります。 - プレビュー画面から帳票を印刷することもできます。
作成されたデータを保存・削除する
- [作成終了]をクリックすると、作成した電子申告データを保存することができます。
- 電子申告画面左側のツリーから年度・税目・決算月を選択すると、保存された作成済データ一覧が表示されます。
- 詳細確認をするには、該当するデータを選択して[詳細確認]をクリックします。
- 作成済みのデータを削除するには、メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[削除する]を選択します。
- 削除するデータにチェックを入れて、[削除]をクリックします。 *[全選択/全解除]ボタンをクリックすると、すべてのデータのチェックを入れたり外したりすることができます。