法人の決算報告書を作成します。決算報告書は会計データをもとに集計して作成されます。
目次
決算報告書画面を表示する
決算報告書は法人決算業務や新・会計(ブラウザ版)から開くことができます。 ここでは、法人税決算業務から開く方法をご紹介します。
- [業務から選ぶ]>[法人決算業務]>[決算報告書]>[決算報告書]をクリックします。
- データ選択画面で顧問先を選択します。
最新を開く場合は「最新年度」欄の[開く]をクリックします。過年度データを開く場合は「事業年度」欄の[開く]をクリックし、年度を選択します。
参考
その他の表示方法として以下の方法があります。
- 該当顧問先の仕訳入力画面からメニュー[決算申告]>[決算報告書]をクリックする
- [業務から選ぶ]>[会計業務]>[帳票]>[決算報告書]をクリックし、顧問先を選択する
<ポイント>保存について
決算報告書にて入力した文字の保存のタイミングは以下の通りです。入力直後に何もせず更新(リロード)すると保存されず入力した文字が消える可能性があります。操作には気を付けてください。
- 別項目にカーソル移動した場合(TABキーやクリックなど)
- 別タブに切り替えたとき
- 別画面に切り替えたとき
- 印刷(各帳票のみ印刷も可)ボタンをクリックしたとき
- ブラウザを「×」で閉じたとき
<ポイント>表示している帳票のみ出力(プレビュー表示)する
決算報告書全体を出力するのではなく、表示しているタブの帳票のみ出力(プレビュー表示)することができます。各タブで設定した内容のプレビュー確認などでご活用ください。
決算報告書全体を出力したい場合は「決算報告書の出力(ブラウザ版)」をご参照ください。
- 各タブの左下にある[〇〇〇〇印刷]をクリックしてください。表示しているタブの帳票のみ別タブでPDF表示されます。必要に応じて、ダウンロードまたは印刷をおこなってください。
基本条件を設定する
- 決算報告書の基本条件を設定します。
説明 事業期間 どの時点の決算書を作成するか指定します。顧問先の決算年月が自動表示されます。変更することもできます。 決算整理月含む 決算整理月の残高で決算書を作成したい場合は、チェックボックスをクリックします。 決算書形式 「勘定式決算書」「報告式決算書」「前期比較決算書」から選択します。 消費税経理方式 決算書に出力する金額を「税込」「税抜」から選択します 役員等の署名欄 役員等の署名欄を注記表の末尾に出力する場合は「注記表に出力」、「別頁に出力」を選択します。役員等の署名欄を出力しない場合は「出力しない」を選択します。 マイナス符号の選択 マイナス符号を印刷する場合に「△」と「▲」から選択します。 書体 「ゴシック+明朝」または「明朝のみ」から選択します。
「ゴシック+明朝」を選択すると帳票のタイトルや分類名などはゴシック体で、勘定科目や金額などは明朝体で出力されます。金額単位 表示する金額単位を「円」「千円」「百万円」から選択します。ここで設定した単位は決算報告書全体に反映されます。
表紙
- 決算報告書の表紙を編集します。画面上部のタブから[表紙]を選択します。
説明 タイトル 「決算報告書」が初期表示されます。変更も可能です。 飾り罫線 縁取りを飾る罫線の種類を「※」「♦」から選択します。
<イメージ>
期数 期数を入力します。
なお、期数を印字したくない場合はチェックを外します。住所 顧問先情報に登録されている郵便番号と住所を表示します。変更することも可能ですが、決算報告書上でのみ変更された住所で出力されます。
顧問先情報登録にて変更した場合は、[情報の再取得]ボタンをクリックしてください。
なお、住所を印字したくない場合はチェックを外します。電話番号 顧問先情報に登録されている電話番号を表示します。変更することも可能ですが、決算報告書上でのみ変更された電話番号で出力されます。
顧問先情報登録にて変更した場合は、[情報の再取得]ボタンをクリックしてください。
なお、電話番号を印字したくない場合はチェックを外します。情報の再取得 顧問先情報登録にて住所や電話番号を変更した場合は、[情報の再取得]ボタンをクリックし情報更新をしてください。
貸借対照表
- 決算報告書の貸借対照表を編集します。画面上部のタブから[貸借対照表]を選択します。
説明 タイトル 「貸借対照表」が初期表示されます。変更も可能です。 貸借区分が逆の科目の符号 集計される分類の貸借区分と異なる貸借区分の科目にマイナス符号をつけます。チェックボックスをオフにすると、マイナス符号は出力されません。 科目の合算 「現金・預金」、または「預り金」の科目が複数ある場合、それぞれ合算することができます。
合算したい場合はチェックを入れます。割引・裏書手形を受け取り手形に含める 含める場合はチェックを入れます。
損益計算書
- 決算報告書の損益計算書を編集します。画面上部のタブから[損益計算書]を選択します。
説明 タイトル 「損益計算書」が初期表示されます。変更も可能です。 販管費内訳を別頁で出力 決算書形式が「勘定式」「前期比較」の場合に表示、選択可能となります。「販売費及び一般管理費」を別頁で出力するかどうかを選択します。(*報告式決算報告書では、表示されません。) *チェックボックスがオンの場合、「販売管理費」タブが画面上部に表示されます。損益計算書では分類合計のみ印字します。 損失金額の符号 損益が損失の場合、分類名称が"○○損失"であってもマイナス符号を出力するかどうかを選択します。 貸借区分が逆の科目の符号 集計される分類の貸借区分と異なる貸借区分の科目にマイナス符号をつけます。チェックボックスをオフにすると、マイナス符号は出力されません。 科目の合算 「売上高」・「仕入高」の科目が複数ある場合、それぞれ合算することができます。 合算したい場合はチェックを入れます。
販売管理費(別頁設定した場合のみ)
*損益計算書タブで「販管費内訳を別頁で出力する」と設定した場合のみ表示されるタブです。
*報告式決算報告書では、当設定はありません。
- 決算報告書の販売管理費の編集します。画面上部のタブから[販売管理費]を選択します。
説明 タイトル 「販売費及び一般管理費」が初期表示されます。変更も可能です。
製造原価報告書
*会計基本情報登録にて、「製造原価設定」で"利用する"とした場合のみ表示されます。製造原価報告書が作成できない場合は[会計基本情報]を編集してください。マニュアルはこちら
- 決算報告書の製造原価報告書を編集します。画面上部のタブから[製造原価報告書]を選択します。
説明 タイトル 上段:帳票のタイトル。「製造原価報告書」が初期表示されます。
下段:内訳の合計項目。「当期総製造費用」が初期表示されます。
それぞれ変更が可能です。
株主資本等変動計算書
- 決算報告書の株主資本等変動計算書を編集します。画面上部のタブから[株主資本等変動計算書]を選択します。
説明 タイトル 「株主資本等変動計算書」が初期表示されます。変更も可能です。 出力形式 「横形式」「縦形式」から選択します。
[横形式] の場合、[横形式の出力方法] で出力方向を「横方向」「縦方向」のいずれかを選択します。合計出力 資本剰余金、利益剰余金、評価・換算差額等、純資産の部の合計を出力するかどうかを選択します。出力しない場合はチェックボックスをオフにします - 集計されている仕訳の確認や株主資本等変動計算書の項目名を変更したい場合は、「計算書編集」項目の[編集]をクリックします。 会計データより純資産の部の科目および、当期純利益(損失)の期中の変動が発生する仕訳データが画面上部に表示されます。
- 集計された仕訳に入力されている摘要文字列が株主資本等変動計算書の項目名として出力されます。あらかじめ決められたもの以外の文字列が入力されている場合は株主資本等変動計算書の項目名は"その他"として出力されます。
- 摘要文字列はこの画面で選択し直すことができます。画面上部の仕訳データの摘要部分をダブルクリックするとリストが表示されます。任意のものを選択する、または文字列を入力します。必ず最後にEnterキーを押して摘要文字列を確定させて下さい。確定すると下のプレビュー表示で項目名が変更されたことを確認できます。
選択可能な摘要 1 新株の発行 26 中間配当積立金の積立 2 減資 27 中間配当積立金の取崩 3 資本金への振替 28 配当平均積立金の積立 4 準備金の資本組入れ 29 配当平均積立金の取崩 5 剰余金から資本金への振替 30 別途積立金の積立 6 会社の設立 31 別途積立金の取崩 7 新株の無償交付 32 当期純利益(損失) 8 新株の申込 33 自己株式の取得 9 資本準備金の積立 34 自己株式の処分 10 資本準備金の取崩 35 自己株式の消却 11 資本準備金への振替 36 自己株式の申込 12 剰余金の配当 37 直接計上されたその他有価証券による増減 13 欠損の補てん 38 その他有価証券売却による増減 14 利益準備金の積立 39 その他有価証券の減損処理による増減 15 利益準備金の取崩 40 直接計上された繰延ヘッジの増減 16 利益準備金への振替 41 ヘッジ対象の損益認識による増減 17 準備金から剰余金への振替 42 ヘッジ会計の終了による増減 18 特別償却準備金の積立 43 土地の再評価による増減 19 特別償却準備金の取崩 44 新株予約権の発行 20 海外投資等損失準備金積立 45 新株予約権の取得 21 海外投資等損失準備金取崩 46 新株予約券の行使 22 公害防止準備金の積立 47 新株予約権の失効 23 公害防止準備金の取崩 48 新株予約権の振替 24 減債積立金の積立 49 自己新株予約権の消却 25 減債積立金の取崩 50 自己新株予約権の処分 51 その他
個別注記表
- 決算報告書の個別注記表を編集します。画面上部のタブから[個別注記表]を選択します。
説明 タイトル 「個別注記表」が初期表示されます。変更も可能です 株式数の単位 個別注記表で表示する株式数の単位「株」が初期表示されます。変更も可能です。 一株当たりの当期純利益の表示 「X円XX銭」「X.XX円」から選択します。 電子申告チェック 個別注記表で入力した文字が電子申告でエラーにならないか事前にチェックします。 初期化 編集した内容をすべてリセットします。初期化後、元に戻すことはできませんので、操作には十分ご注意ください。 - 用意されている注記項目が左側にすべて展開された状態でツリー状に表示されています。記載したい注記項目のチェックボックスをオンにして選択してください。選択した項目内容が右側に表示されます。注記内容を編集します。※文中で改行する場合は、CTRL+Enterで改行します。
- 役員等の署名欄:ボタンをクリックすると役員等の署名欄を入力画面が表示されます。(20行)文字列を右寄せしたい場合は、[すべて右寄せ]または、行ごとに[右寄]にチェックを入れてください。
- 編集を終えたら必ず{電子申告チェック}をおこない、電子申告でエラーにならないか確認することをお勧めします。
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